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オトナミューズ編集部

「キラーチューンも増えて今後のステージに期待してもらえる一枚です」岩田剛典さん『SPACE COWBOY』発売

ジャケットは画材も描き方にもこだわりが

―今回、アルバムのアートワークは岩田さん自身が描かれたものですね。宇宙飛行士の絵ですが、どのように描かれたんですか?

 

岩田 今回のジャケットを描くときに考えたのが、パッと見で誰もが宇宙だってストレートに伝わるものがいいと思ったんです。それで宇宙飛行士だろう、と。宇宙には色んな都市伝説めいた不思議なエピソードがあったり、奇妙な印象があるじゃないですか。そんな幼少期にいだいていた宇宙に対するイメージもエッセンスとして入れたいと思って、ヘルメットを取ったら中からエナジーがバーッと出ているような感じにしようと。あの部分は描き方もこだわっていて、筆も使っていないんですよ。両側をテープで留めて、そこに2種類の画材を流し込んでいるんです。少し乾いてきたら、次に入れたい色を指や爪でスーッと描いたりしてリキッド感を表現していきました。あとは歯ブラシを使ったりだとか。いろいろと試行錯誤しながら描いていったんです。

 

―宇宙飛行士の横に記号のようなマークがうっすら見えるんですが、これは記号ですか?

 

岩田 そうです。ちょっとミステリアスな感じを出したくて五芒星みたいなモチーフを描こうと思って。ペンキで描いて光沢感を消した後からアクリルを塗ったりしているので、よく見ないと気づかないようになっているんですけど、そんな立体感も楽しんでほしいと思って。このあたりは原画じゃないと届けられない部分もあると思うので、いつか見てほしいですね。

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photo:SHORI AMANO
interview:RYO TAJIMA[DMRT]

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