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「ちゃんと朝起きて、朝と昼ごはんを作って誰かと一緒に食卓を囲む。その時間があるだけで気持ちが整う」【長澤まさみインタビュー】

幸せを感じる言葉を使う時間を増やしたほうがいいなって

誰かと関わり、何かを受け取る日々の中で、これまで当たり前だと思っていた自分の癖にも、ふと目が向いた。


 「人って、どうしても謙遜をしてしまいがち。“すみません”という言葉も、気づくと使っている。あれ? 謙遜している時間が人生の中で結構長いなと思い始めたら、もう少し“楽しい”とか“嬉しい”といった、生きている幸せを感じる言葉を使う時間を増やしたいと思うようになりました。たとえば現場で誰かにケアしてもらったとき、今までは反射的に“すみません”と言っていたんですけど、それを全部“ありがとう”に変えてみました。それだけで、場の空気も違うし、自分の心の持ちようも少し変わった気がして。最近、友人に言われたのは、“昔はもっと白黒がハッキリしていたけれど、今はだいぶマイルドになったね”って。曖昧なことを、曖昧なまま置いておけるようになったと。自分では、白黒ハッキリしている自覚がなかったので、少し意外な言葉でしたが、そう見えていたのかもしれないですね」


以前よりも、きっぱり決めなくていい。完璧に整えなくてもいい。そう思えるようになったことで、日常の過ごし方にも、自然と余白が生まれている。


 「ちゃんと朝起きて、朝ごはんと昼ごはんも作って、という人間らしい生活をしています。難しいことはしないですけど、自分の手を動かして作った食事を、誰かと一緒に食卓を囲む。その時間があるだけで、気持ちが整う感じがします」

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photograph:KATSUHIDE MORIMOTO
styling:MAHO NONAMI
hair:YU NAGATOMO[home agency]
make-up:SUZUKI
model:MASAMI NAGASAWA
text:HAZUKI NAGAMINE

otona MUSE 2026年4月号より

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EDITOR

37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。

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