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主演ドラマはクライマックスへ。人生に悩む女子必見!【穂志もえか】が語る「自分のペースで生きる」こと

──これは穂志さんが演じる洛と、常盤さんが演じる義母の三八子の物語を描きつつ、舞台である京都の奥深い魅力を提示する作品ですよね。手にした脚本にどんな印象を抱いたのかが気になります。

 

穂志 「継承」がテーマになっているので、三八子の生家である老舗和菓子屋だけでなく、継承にまつわるさまざまな問題が描かれています。一口に「継承問題」といっても、本当に複雑なんですよね。血縁を重視するものがあれば、職人としての技術を重視するものもある。そして本作はこの複雑さに、いろんな角度から光を当てています。源さんの脚本の力を感じますね。登場する家業も、それを背負うキャラクターたちも、物語を展開させるために存在するわけじゃない。どのキャラクターにも固有の人生というものを感じるし、すべてが本作に登場するべくして登場している。強度と深みのある脚本だと思いました。

 

──しかも、パリのパートも描かれます。

 

穂志 洛は幼少期からパリで育ってきた設定なのですが、「簡単におっしゃるなあ……」と思いましたよ(笑)。実際にパリで撮影をしたのは一部だけですが、洛はずっとあの街で暮らしてきた人物です。台本にはフランス語のセリフも記してあって、これは大きなプレッシャーでした。私自身、英語を学んできたこともあって、言語習得の難しさは痛いほど分かっています。それに、十分に準備をしてから撮影に臨みたいタイプということもあって、この設定には高いハードルを感じていました。

 

──フランス語はどれくらい練習されたのですか。いち視聴者としてはとてもナチュラルだと感じています。

 

穂志 ネイティブレベルになるには、1ヶ月程度の練習ではもちろん到達できません。なので私にできるのは、このある種のハンデを“言語以外の要素”で埋めていくことでした。たとえば、洛が言葉を口にしているときの表情や仕草。フランス語の先生とか、身近なところにいたパリジェンヌなどから、とにかく盗みました。映像を見て研究もしましたね。

 

──こちらが洛のフランス語に感じたリアリティは、言語そのものだけでなく、総合的な情報によるものだったんですね。

 

穂志 そう言っていただけると、ホッとします。これに関しては、源さんもポジティブな言葉をかけてくださいました。洛として存在しているときの印象は堂々としているし、大丈夫だよって。

 

──洛というキャラクターに対する印象にはどんなものがありましたか。

 

穂志 25歳まで何不自由なく暮らしてきた人物だと聞いたとき、私にできるだろうかと不安になりました。というのも、私自身が何不自由なく暮らせたのって、14歳までなんです。だから彼女との距離を感じてしまったのが正直なところで、大学時代の友人たちのことを思い出しながら、どうにかこの距離を埋めていきました。

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interview:YUSUKE ORITA, photograph:YUKI KUMAGAI. styling:MIKA NAGASAWA, hair:KEIKO TADA[mod’s hair], make-up:MASAYO TSUDA[mod’s hair]

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EDITOR

37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。

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