「コンプレックスが特別な存在に」モデル・吉川ひなのはロングヘアを貫く!
ファッションでもメイクでも、ブレない何かがある人ってかっこいい! そんな話題がきっかけで組まれた今回の特集。自分を理解し、自分らしさを貫く―、それを体現している素敵なミューズたちに改めて取材をさせてもらいました。誰もが憧れるトレードマークは、意外にもコンプレックスがきっかけになっていたことを知ったり、自分の好きを信じることの大切さに気づかされたり……。3人目はモデル・吉川ひなのさんです。
コンプレックスが
特別な存在に変わりました
10代からずっと雑誌に出続けてきたひなのさん。彼女はロングヘアの印象がひと際強い。
「ロングヘアが当たり前な家で育ち、その後もお仕事をするようになって、なかなか切れなくて……。実は19歳と27歳のときに思いきってボブにしたことがあったんだけど、失敗して泣いたの。わたし、すっごいストレートで髪がペタンとしちゃうから、すかれたこともあって変になっちゃったっていう苦い思い出もあり、やっぱりロングでいようって決めて、頑張って髪も洗ってた。ときには、わたしって髪を梳かすために生まれてきたんじゃないかって思いながらね(笑)。
あと、渡辺さん(本誌編集長)に“ひなのちゃんはロングでいて”って言われたのも大きい! もちろんその意見に賛成だったし、いつしかロングヘアであることが特別って感じるようになってたのかも。ボリュームが出ない髪質を“でもそれって他の人にとってはうらやましいものなんじゃない?”って彼に言われてハッとしたこともあって。人間ってないものねだりで、自分にとってはコンプレックスだったことがやっぱり特別だって思えた瞬間でした。上手に切ってくれる美容師さんにも出会えたから今後の髪型については分からないけど、私にとって髪はとっても大切です♡」
吉川ひなののモデル遍歴♡
▶︎THEN AND NOW
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▶︎ファッション誌『CUTiE』時代
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▶︎ファッション誌『Sweet』時代
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いかがでしたか? 次回4人目はミューズのおしゃれ番長・竹下玲奈さんが登場します。お楽しみに♡
THEN AND NOW1枚目:©2022 ISETAN MITSUKOSHI CD:眞木準、AD:戸田正寿、PHOTO:ケイオガタ
otonaMUSE 2023年2月号より