2人目出産後に迎えた40歳は「余韻に浸る暇もなし」モデル浅見れいなのリアルで尊い育児ライフ
今できることを、とにかくやりきるだけ
ときに子どもの質問や言葉、その鋭さにドキッとさせられることも増えてきたという。
「長女は、最近、〝死〟というものに疑問があって、死ぬって何? 死ぬともう会えないの? とよく聞かれます。『ママがおばあちゃんになったら死んじゃうの?』と不安がるようにもなって、言葉で上手く説明できなくても誤魔化してはいけないなと思うし、子どもではあるけれど一人の人として接していかなきゃと気持ちが引き締まる思い。私自身もしっかりしなきゃいけないなって。かと思えば、習い事のバレエでシニョンを結っているときに、私が動かないで! と叱ると、『それは、ママがイライラしているからできないんじゃない?』って(笑)。そんなにイライラしていたら、できるものもできないよと諌められることもあります。子どもの眼差しは鋭くて、見せたくない部分こそ見透かされてしまう。私は足りないものばかりだなと戒められるけど、でも焦ったってしょうがない。無理をせず、今、自分にできることをやるだけだって足元を再確認する日々。そう切り替えられるようになってから、だいぶ楽になれました。〝こうありたい、こうしたい〟が強過ぎると、理想に押しつぶされそうになるし、今は求めるよりも、手の中にあるものを精一杯よくしていければいいのかな」
※素材の略号:SS=ステンレススチール、K18=18金、WG=ホワイトゴールド、DIA=ダイヤモンド、SV=シルバー
photograph:TAKAO SAKAI[aosora] styling:CHIAKI FURUTA hair & make-up:MIFUNE model:REINA ASAMI interview:HAZUKI NAGAMINE
otona MUSE 2023年11月号より