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オトナミューズ編集部

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真面目さって狂気。菅野美穂が京都で語った『ゆりあ先生の赤い糸』出演を即決した理由

鈍くなっていく自分を受け入れるけどあきらめない

—菅野さんも真面目に頑張る側の人ですよね。

 

「真面目に頑張るって損だなと思うこともありますが、そもそも頑張れる事自体が実はとても幸運なこと。健康があって、その機会があった上で成立することなので。俳優の仕事は、スポーツ選手と似ている部分があって、『前はもっと早く台詞を覚えられたのに』と自分が鈍くなっていく現実と向き合っていかなきゃいけない。でも、現場ではキャリア63年の三田さんが、台詞を書き写してマーカーを引いたり、衣装の下に肉襦袢を着ておばあちゃんらしさを演出して、立ち方、歩き方も研究されている。あれだけのキャリアがある大先輩が新鮮な気持ちで向かっている姿を見たら、弱音なんて吐けない。同時に、若い共演者さんの瑞々しい感性にもハッとさせられる年齢になりました。改めて人の心に訴えるのはキャリアだけではないと痛感します」

—受け入れたり、抗ったり。その心意気がゆりあ先生の存在感とも重なるように見えます。

 

「原作のゆりあ先生は、背が高くて骨格がしっかりした女性として描かれているので、見た目でいえば私はしっくりこないと思います。けれど、どう頑張っても身長は伸ばせないですし、それ以外の部分でゆりあさんを表現するだけ。私でいいと言ってくださった原作者の入江先生にドラマを見てもらうとき、言い訳しないでいられるように引き続き頑張ります」

菅野美穂

「手持ちの服に新しいエッセンスを施し、大切に着続ける」。そんなドリス ヴァン ノッテンの今シーズンのコレクションから感じる意思は、私たち日本人の「着物」に対する想いと通じるものがある。トレンチコート¥338,800、トップス¥151,800、パンツ¥169,400(全てドリス ヴァン ノッテン)

妙心寺 退蔵院
みょうしんじ・たいぞういん_日本最大級の禅寺「妙心寺」内の46の塔頭寺院のひとつで、室町時代である1404年に創建。初期水墨画の代表作である国宝「瓢鮎図」を所蔵していることで有名。ほか、「元信の庭」や「余香苑」、「陰陽の庭」などの庭園を有し、四季折々の豊かな自然を楽しむことができる。なかでも見事な「紅枝垂れ桜」は、過去に「JR東海 そうだ 京都、行こう。」のキャンペーンに登場するなど、退蔵院を象徴する存在。

妙心寺 退蔵院

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photo:TISCH[MARE Inc.] styling:CHIKAKO AOKI hair & make-up:KEIKO CHIGIRA[cheek one] produce:MAKI KONIKSON[Konikson Productions,LLC.] model:MIHO KANNO interview & text:HAZUKI NAGAMINE

otona MUSE 2024年1月号より

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オトナミューズ編集部

37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。

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