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オトナミューズ編集部

オトナミューズ編集部

ド真面目で子どものように無垢で繊細で脆い。俳優・野波麻帆さんが服で紐解く「本当の長澤まさみ」の姿

それぞれのスタイリングに
込められた想いとは?

―――スタイリングはもちろん、1点1点のアイテムにもこだわりが感じられました。

 

愛があるので♡。今回は裏テーマとして映画『マルコヴィッチの穴』(1999年)がありました。この撮影の話をふたりでしていたときに、彼女から「マルコヴィッチっぽいのはどうかな」という提案があって。あの映画のムードは彼女の雰囲気に合っていると思って、ぴったりじゃん!と、即決でした。まーちゃんは明るい快活なイメージだけど、見くびるなよと(笑)、つかめそうでつかみ切れない、こう、危うさも兼ね備えている、そんな分かりやすい人間じゃないんだぞって思いながら、今回のスタイリングのイメージソースを作っていました(笑)。

 

―――今回のスタイリングにしっかり投影されていたように思います。最後に、1ルックごとにポイントなどお伺いできますか?

オールドスクールなカルバン・クラインのデニムセットアップ

デニムジャケット¥27,500、デニムパンツ¥24,200、ベルト¥77,500(全てカルバン・クライン/カルバン・クライン カスタマーサービス)、コート¥66,000(バッカ/ビー エディション ニュウマン新宿店)、バッグ¥24,090(トゥティエ)、シューズ¥49,500(シンヤコヅカ/ザ ウォール ショールーム)、眼鏡¥36,300(ジェントルモンスター/エム)、ネックレス¥22,000(アフェクト)、ソックス¥3,960(MOON TREE PLANET)

まーちゃんはプライベートでは、デニムをはいていることも多くて。デニムをはじめとしたパンツスタイルが多いんですけど、これもパブリックイメージにはないですよね。だからこそ、デニムのスタイリングは1体組みたいなと思っていて。今回は90年代の映画や女優さんからインスピレーションを得てイメージを膨らませていったので、カルバン・クラインがいいんじゃないかって。オールドスクールに見せるなら、セットアップでと。今までの彼女のイメージにもない、シルバーフレームの眼鏡もポイントです。デニムのセットアップと同様、どこか昔懐かしいけれど、今っぽくて、新鮮に見える。

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photography:SHUNYA ARAI[YARD] styling:MAHO NONAMI hair:RYOJI INAGAKI[maroonbrand] make-up:KOTOE SAITO styling cooperation:RANKO ISHIBASHI model:MASAMI NAGASAWA videographer:MANA SHIRAISHI

EDITOR

オトナミューズ編集部

37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティー、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。

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