生かす努力をしなければ才能はなくなってしまう。映画『四月になれば彼女は』長澤まさみインタビュー
目の前に広がる景色が見慣れたものにならないのは、美しいメンタルとタフな覚悟によるものだろう。長澤さんは、「そんなことないですよ」ときっと苦笑いするだろうけど。
「周りにいる人たちがみんなそうやって生きているから、私も恥ずかしくないように、と自身を律することができている。気がつけば長いことこの世界にいて、上の人を見ればすごいなぁと尊敬できるし、下のコたちを見て、なるほどなぁと新しい刺激をもらえる。中間の立場にいると、両方の世代のよさや魅力に気づけるし、協調性を持って歩み寄れたらいいなと思います。そもそも監督さんや脚本家さんにしろ、共演者の方たちにしても、一緒に仕事をしたい憧れの存在がまだまだたくさんいらっしゃる。映画体験は非現実に没入したり、夢を見せてくれたり、ときには自分の価値観でさえ変わることもある。役者は与えられた役を演じることが仕事で、自分があるようでない独特な仕事ですけれど、愛すべきこの世界にい続けられたら幸せです」
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photo:SHUNYA ARAI[YARD] styling:MAHO NONAMI hair:RYOJI INAGAKI[maroonbrand] make-up:KOTOE SAITO styling cooperation:RANKO ISHIBASHI model:MASAMI NAGASAWA interview & text:HAZUKI NAGAMINE
otona MUSE 2024年4月号より