みんなバービーであれ！ 映画ライターよしひろまさみちさんが思う理想の大人の女性像

創刊10周年を迎えたオトナミューズを体現するモデルや、新たな視点を教えてくれる連載執筆陣の皆さんに、「あなたにとってのミューズは？」と質問をぶつけてみました。自身の人生観やファッション、ライフスタイルにおいて、彼女たちはどんな人物に注目し、影響を受けているのでしょう。映画ライター・よしひろまさみちさんのロールモデルは？

「創刊時からカルチャー連載を執筆させていただいている身として、読者の方々を想定し、こうあってほしいなという理想として映画『バービー』のバービー（マーゴット・ロビーが演じたスタンダードタイプに限らず、全員！）を掲げてみました。最強シスターフッド映画のキャラであり、お人形は年齢問わず誰もが好きでいていいと肯定したキャラ。バービーのようであってほしいと言うと、いくつになっても見た目を頑張った女子でいてほしいってこと⁉ と勘違いされそうですが、そんなに簡単じゃないのが映画『バービー』のバービーたちです。男性優位主義に染まったケンたちを改心させる一致団結感や、自立した人生を送ることの素晴らしさを再確認するくだりは、まさにオトナミューズが描く理想像じゃないかと思います」