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オトナミューズ編集部

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菊地凛子さんってどんな人?「強いという先入観は修正できないし、少しオイシイこともあるんです」【インタビュー】

100%やり切れなくても、
自分さえ納得できていればいい

菊地凛子 海辺の彼女【2024年9月号カバーミューズ】

ピュアなオフホワイトのルックには、真っ赤なルージュとネイルでスパイスをひと匙。トップス ※参考商品、スカート¥258,500、ブレスレット¥137,500、リング¥83,600※全て予定価格(全てセリーヌ バイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)

 家族という揺るぎない最優先がある。時間もエネルギーも限られている中で、菊地さんにとっての満足の落とし所とは。

 

「やり切って満足したなんてことは、家庭があろうとなかろうと、今まで一度もないんです。でも納得していないわけじゃなくて、その場その場で担った役割を自分が果たせるかどうか。力の発揮の仕方も現場によって求められるものが違うので、そういった出力のコントロールが自分で分かっていることが大事。もっとできたかもしれない、もっとおさえたほうがよかったかもと、ひとつの仕事が終わるたびに課題を見つけて、より高い精度で仕事ができるようになりたいなと。それこそ若いころは努力と根性で、ズタボロになるまで全力を尽くすのが正義みたいなところがあったけれど、私は一人で生きているわけではないので、私なりの戦い方をしていく。どんな仕事であっても、その人その人の役割を全うしてやるわけなので、私は私のペースで。幸いなことに好きな仕事で役割をいただけているのはすごく光栄なこと。私、仕事が大好きなんですよね。だから仕事自体も息抜きになっているし、家に帰ってきて子どもたちに囲まれている時間も息抜きになる。必ずしも家庭や仕事から離れる必要がなくて、自分の生きている環境の中に幸せの着地点のようなものが点在している。だから自分が選んできたことって、間違ってはなさそうだなと思いながら生きています」

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photo:ITTETSU MATSUOKA styling:Babymix
hair:YUSUKE MORIOKA[eight peace]
make-up:RYOTA NAKAMURA[3rd] model:RINKO KIKUCHI
special thanks:KEISUKE KAWANISHI Interview & text:HAZUKI NAGAMINE

otona MUSE 2024年9月号より

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オトナミューズ編集部

37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。

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