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よしひろまさみち

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役づくりで体重10キロ増!? 9月19日配信のNetflixシリーズ「極悪女王」剛力彩芽インタビュー

健康的に増量することが、こんなに難しいとは!

――トレーニングは唐田さんと一緒にされたんですか?

剛力 そうなんです。からちゃん(唐田えりかさん)と2人で通っていましたが、私たち2人とも太れない組で。「がんばって増量しようね」って励まし合いながらやってましたけど、これが本当になかなか手強くて。

――俳優のお仕事をしていて、やせろ、と言われることはあっても、太れって言われることなんてないですもんね。

剛力 それが「ちょっとは太っていい」と言われたことはあるんですよ。やせすぎちゃった時期があって、そのころはよく言われてました。しかも、この作品の撮影に入る前が、これまでで一番やせていた時期だったから、健康的に増やすことがこんなに難しいとは……と思いましたよね。

――一番やせていらっしゃるときと撮影時だと、どれくらいのギャップだったんですか?

剛力 10キロですね。

――今はもう戻しましたよね。

剛力 そうですね。でも、トレーニング前の状態までは戻りたくない、と思って適度に戻しました。あのころ、「あ、このへんが気になる」とかすごい気にしていたんですが、それがちょっと感覚おかしくなってるってことに気づいたんですよね。それに、この撮影で現場にいたら、みんなからだが大きいんで。役者はもちろんですが、監修に入っていただいた長与さんをはじめとするマーベラスの皆さんもいらっしゃるから、トレーニングした私たちですら小さく見えるレベル。

――環境ですよねー。

剛力 そうそう。それに、みんな健康に気を配りながら、筋肉と脂肪をつけているんですよね。プロレスって技の衝撃があるので、多少の脂肪がついていないとすっごく痛いんです。

――筋肉隆々だと痛いんだ。

剛力 そうなんです。痛そうに見えないかもしれないんですが、もちろん痛いですよ。なにせ健康的に増量するっていうのがテーマだったので、撮影後の減量も健康的に。マックスの体重から5キロくらいしか落としてません。

――撮影前よりもからだに気を使うようになったんですね。

剛力 それはすごく得したことだと思います。管理された食生活だったので、運動と食事のバランスが重要だということを学びました。それと、一番重要なのが睡眠ってことも。よく寝ないと回復しないんですよね。この全体的なバランスが大事で生活の基本ってことを学べたのは最高のおまけです。

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photograph: KAZUYUKI EBISAWA[makiura office]
interview & text:MASAMICHI YOSHIHIRO
styling:SHINGO TSUNO[impiger]
hair & make-up:HIROKO TAKASHIRO

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WRITER

よしひろまさみち/映画ライター

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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