【菅野美穂×上戸彩特別対談】「これからも子育ての大変さを一緒に笑い飛ばしながら頑張ろうね!」
—上戸さんてどんなお母さんだと思う?
菅野さん 彩ちゃんの子どもだったら、将来は心配ないなって思えるようなお母さん。しつけについては厳しくしてると思うんだけど、私が見ているなかでの子どもへの言葉がけとかが「よかったね」「それいいじゃん」とか、いつも前向きな言葉で会話していて—。
上戸さん ホントですか? 私は人前でも叱るときは叱るし、厳しいほうだと。誰がいようがいまいが、ダメなことは怒るし。
菅野さん 彩ちゃんは母としてどうありたいとかある? 私はこういう性格だから、子どもが失敗してもおおらかにいられるんじゃないかと思っていたけど、実際は真逆ですっごいキリキリするし、ずっと怒っているから母業に向いてないなぁって思っていて。でも、彩ちゃんの接し方を見てると、こうやって対応すればいいんだって、学びになったことがたくさんある。
上戸さん 菅野さんこそ、本当に子どもが自由に楽しく伸び伸びと育つような環境を作っているなって。お子さんが着替えがないときに海に飛び込んでしまっても、笑って見守ってる。ワイルド教育。私だったらお願いだから入らないで〜って絶対なってる。
—それは、菅野家の子育て方針?
菅野さん いや、たぶんそのとき、気づいたときには濡れちゃってたんでしょうね(笑)。子どもってやっちゃいけないことをやるのが好きというか、よしとしてやったんじゃなく、やっちゃったから笑うしかないっていう。
上戸さん そういうところがスゴイの。そもそも、芸能人っぽさがなくて。なんの気取りもなく、普通の感覚というか。
—それってどんなときに感じますか?
上戸さん 私も感謝の気持ちを忘れないようにっていうことは日々大切にしてるんですけど、菅野さんはお礼状ひとつにしても、直筆でメッセージをくださる。先日旅行に行ったあとも、プレゼントを贈ってくださって。こっちが尽くしたくてやってることなのに、こんなにお礼をされちゃったら、ってくらい。
菅野さん いや、それは彩ちゃんのおもてなしの気持ちがすごいから。だから彩ちゃんのまわりには人が集まるんだなって。優しいし心地いいの。懐の深さみたいなものがある。
上戸さん すべてオウム返しで返したい(笑)。菅野さんこそ気づかいの人。昔からずっと大ファンでしたけど、親しくなってより一層、憧れの人ですから。
model:MIHO KANNO,AYA UETO photograph:AKINORI ITO[aosora]
styling:KEIKO SASAKI[AGENCE HIRATA]
hair & make-up:TAMAE OKANO(菅野さん分),MAIKO INOMATA[TRON](上戸さん分)
text:TAKAKO TSURIYA
produce:MAKI KONIKSON[Konikson Productions,LLC.]
otona MUSE 2024年1月号より