【オトナの洒落顔】
脚の露出が増えるミニボトムには、
「オレンジメイク」でヘルシー感を
ほんのり夏の気配を感じ始めて、俄然、気になる夏メイク。Tシャツ旋風やミニボトムブームなど、ファッショントレンドが久しぶりに熱く行き交う今年は、そのバランスも考えた最適解をレクチャー。心躍るホットなシーズン、スペシャルな洒落顔で駆け抜けたい!
オレンジのワントーンメイクで
ミニボトムのヘルシー感を後押し
この夏、リアルトレンドとしてミューズたちのハートを射止めているミニスカートやショートパンツ。脚の露出がグッと高まるぶん、メイクもフレッシュに仕上げるのが正解。オレンジのワントーンメイクなら、太陽の光で色づいたようなヘルシー感まで後押し。視線を引きつけて視点を上げる効果もあり、全身のグッドバランスにも貢献します。
Eye
まさに灼熱の太陽のよう!
エネルギッシュなオレンジグラデ
まなざし作りは、太陽のエネルギーをまとったようなアイシャドウパレットを。まず上のディオールのパレットの左上と中央をミックスしてアイホール全体と目の下に広げ、次に右下を上まぶたキワに引いてメリハリを作ります。キラリと情熱的なまぶたに合わせて、マスカラはブラウンを。軽快な遊びのある明るい表情に。定番色で無難にまとめない、ひと夏の冒険を。
Lip
質感が変われば表情も変わる!
気分やTPOで選んで
黄色のポジティブさと赤のエネルギーを持ち合わせるオレンジ。その色感をたっぷりディープに楽しめるパーツがリップです。どのトーンも大人肌に無理なく似合うなかで、特にオススメは、彩度をおさえたくすみ系。輪郭通りにサッと塗るだけの簡単さで、洒落感をみるみる引き上げて、しかも質感によってさり気なく印象を操ることが可能。
Cheek
繊細な輝きという
上質ニュアンスをほんのり
目元と口元のオレンジを繋ぎながら、パールのツヤを与えると、ヘルシーな印象がさらに加速。アイテムは、オレンジのなかでもブラウン寄りのカラーで、しかもパールタイプをセレクト。目の下に横楕円にサッとひとはけして、ナチュラルな血色感と艶めきのニュアンスを仕込んで。
Nail
全オレンジを大歓迎。
指先にときめきの夏色を
オレンジメイクのまとまり感を、さらに強めるのがオレンジネイル。守りに入った色選びをついついしてしまいがちだけど、指先くらいはときめくオレンジを自由に大胆にのせても素敵! この夏はバリエーションが豊富に出揃って、透け感のあるちゅるちゅる、きらりとまばゆいラメ派手、などさまざま。心ときめく夏色はどれ?
Skin
生脚とのバランスを考えた
ソフトマットな肌が正解!
ベースメイクは、脚を露出しているという点を最大限に配慮。というのも、私たちのスタンダードでもあるツヤ肌は、ミニボトムとのバランスを考えると、生っぽい印象を強めてしまうことも考えられるから。ファンデーションは、サラッとしたソフトマットタイプが◎。ツヤ感は、ポイント的にチークで足すのがおしゃれ。
いかがでしたか? 次回は、1枚で様になる主役級のサマードレスと作り込みすぎない「ヌードメイク」の絶妙な新バランスについてご紹介します。
photograph:MOTOFUMI SANNOMIYA[TRIVAL](model), KAZUTERU TAKAHASHI[KONDO STUDIO](still)
/ styling:AKIKO KIZU hair:KEIKO TADA[mod’s hair] / make-up:AIKO ONO / model:REINA ASAMI / text:AKIKO NISHIMURA
otonaMUSE 2022年7月号より