BEAUTY

【オトナの洒落顔】
脚の露出が増えるミニボトムには、
「オレンジメイク」でヘルシー感を

ほんのり夏の気配を感じ始めて、俄然、気になる夏メイク。Tシャツ旋風やミニボトムブームなど、ファッショントレンドが久しぶりに熱く行き交う今年は、そのバランスも考えた最適解をレクチャー。心躍るホットなシーズン、スペシャルな洒落顔で駆け抜けたい!

オレンジのワントーンメイクで
ミニボトムのヘルシー感を後押し

この夏、リアルトレンドとしてミューズたちのハートを射止めているミニスカートやショートパンツ。脚の露出がグッと高まるぶん、メイクもフレッシュに仕上げるのが正解。オレンジのワントーンメイクなら、太陽の光で色づいたようなヘルシー感まで後押し。視線を引きつけて視点を上げる効果もあり、全身のグッドバランスにも貢献します。

衣装は全てスタイリスト私物

【使用アイテム】左上から時計回りに:クリーミーな生質感パウダーが心地よくフィット。サンク クルール クチュール〈ディオリビエラ〉 479 バヤデール ¥8,580(パルファン・クリスチャン・ディオール・限定品)、夏の海から着想を得た、珊瑚のような今だけのオレンジ。ヴェルニ ロング トゥニュ 933 キャップ コライユ ¥3,520(シャネル・限定品)、パールがきらめいて透明感をアップ。ザ ブラッシュ パール 102P City Reflect ¥3,300(アディクション ビューティ・限定品)、ゴールド&ブルーのパールが繊細にゆらり。モイスチャー リッチ リップスティック 122 揺橙-YUREDAIDAI ¥5,500(SUQQU・限定品)

Eye
まさに灼熱の太陽のよう!
エネルギッシュなオレンジグラデ

まなざし作りは、太陽のエネルギーをまとったようなアイシャドウパレットを。まず上のディオールのパレットの左上と中央をミックスしてアイホール全体と目の下に広げ、次に右下を上まぶたキワに引いてメリハリを作ります。キラリと情熱的なまぶたに合わせて、マスカラはブラウンを。軽快な遊びのある明るい表情に。定番色で無難にまとめない、ひと夏の冒険を。

コレも使用。まつ毛を濃密コート。マスカラ ディオールショウ パンプ&ボリューム 795 ブラウン ¥4,730(パルファン・クリスチャン・ディオール)

Lip
質感が変われば表情も変わる!
気分やTPOで選んで

黄色のポジティブさと赤のエネルギーを持ち合わせるオレンジ。その色感をたっぷりディープに楽しめるパーツがリップです。どのトーンも大人肌に無理なく似合うなかで、特にオススメは、彩度をおさえたくすみ系。輪郭通りにサッと塗るだけの簡単さで、洒落感をみるみる引き上げて、しかも質感によってさり気なく印象を操ることが可能。

【オレンジリップを塗り比べ!:MATTE】透けるマット質感。オレンジリップを落ち着いた表情へと導きます。シアー マット リップスティック 108 熱溢-NETSUAFURE セット価格¥5,500(SUQQU・限定品)

【オレンジリップを塗り比べ!:GLOSS】透明感たっぷりの仕上がりで、印象をみずみずしく。唇もぷっくり。コンスピキュアス リップグロス EX-01 オレンジゴールド ¥4,510(アンプリチュード・限定品)

【オレンジリップを塗り比べ!:LIQUID】薄膜のカラーが唇と一体化してステイ。重ねるほどにディープな発色で、メイク感がアップ。RMK リクイド リップカラー 10 Raw Carnelian ¥4,180(RMK Division・7/1発売)

Cheek
繊細な輝きという
上質ニュアンスをほんのり

目元と口元のオレンジを繋ぎながら、パールのツヤを与えると、ヘルシーな印象がさらに加速。アイテムは、オレンジのなかでもブラウン寄りのカラーで、しかもパールタイプをセレクト。目の下に横楕円にサッとひとはけして、ナチュラルな血色感と艶めきのニュアンスを仕込んで。

Nail
全オレンジを大歓迎。
指先にときめきの夏色を

オレンジメイクのまとまり感を、さらに強めるのがオレンジネイル。守りに入った色選びをついついしてしまいがちだけど、指先くらいはときめくオレンジを自由に大胆にのせても素敵! この夏はバリエーションが豊富に出揃って、透け感のあるちゅるちゅる、きらりとまばゆいラメ派手、などさまざま。心ときめく夏色はどれ?

オレンジネイルバリエーション。左から:セルヴォークが得意とするテラコッタに、ネイルも登場。クレイヴド ネイルポリッシュ 03 テラコッタ ¥2,640(セルヴォーク)、大人の手肌になじむように計算されたゴールドパールがちらり。コンスピキュアス ネイルカラー EX-04 オレンジゴールド ¥3,850(アンプリチュード・限定品)、1度塗りならシアー、重ねるほどに鮮やかに発色。RMK ネイルラッカー 14 Orange Cocktail ¥2,200(RMK Division)

Skin
生脚とのバランスを考えた
ソフトマットな肌が正解!

ベースメイクは、脚を露出しているという点を最大限に配慮。というのも、私たちのスタンダードでもあるツヤ肌は、ミニボトムとのバランスを考えると、生っぽい印象を強めてしまうことも考えられるから。ファンデーションは、サラッとしたソフトマットタイプが◎。ツヤ感は、ポイント的にチークで足すのがおしゃれ。

左から:美しい肌のキメまでを模倣する、注目の未来系リキッド。オールアワーズ リキッド SPF39・PA+++ 25mL ¥7,260(イヴ・サンローラン・ボーテ)、墨のように薄く滑らかに伸び広がって、密着カバー。ゼン ウェア フルイド SPF25・PA++ 30mL ¥6,600(コスメデコルテ)

いかがでしたか? 次回は、1枚で様になる主役級のサマードレスと作り込みすぎない「ヌードメイク」の絶妙な新バランスについてご紹介します。

photograph:MOTOFUMI SANNOMIYA[TRIVAL](model), KAZUTERU TAKAHASHI[KONDO STUDIO](still)
/ styling:AKIKO KIZU hair:KEIKO TADA[mod’s hair] / make-up:AIKO ONO / model:REINA ASAMI / text:AKIKO NISHIMURA

otonaMUSE 2022年7月号より

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