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【Hello Femtech】
これぞミューズ世代の新常識!
膣まわりのケアでもっと美しく 1/2

生まれたときから共に過ごし、これからも付き合いが続いていく膣。とても繊細で、大切にしなければならない部分だからこそ、構造や扱い方も知っておかなければなりません。そこで、長年デリケートゾーンケアの大切さを啓蒙する、植物療法士・森田敦子さんにお話を伺いました。

膣まわりのケアをする前に
自分の膣を見る&知ることから

今でこそ、フェムテック市場が広がりを見せていますが、そのプロダクトやサービスの効果効能が十分に発揮されるには、膣まわりケアの基本を知ることが先決。そこで、森田さんにまずは基本の“キ”を伺います。 「デリケートゾーンケアの基本を学ぶ前に、まず私たちが知らなければいけない基礎中の基礎が、膣まわりの構造や仕組み。膣や尿道、肛門を含む膣まわりは、大切な臓器のひとつであり、不要なものを排泄する場所。特に膣は、毎月の生理と付き合う部分でもありますし、パートナーとの愛を確かめ、新しい生命を生み出す道でもあります。そんな繊細で偉大な膣まわりを、触れたり見たことはありますか? 大きめの鏡を用意して、自分の形や色、大きさなどをじっくり観察してみましょう。そして清潔な手で触れて、指先でその感触を確かめ、触れられたときにどう感じるのか、膣は潤っているのか、乾燥しているのかを確認してみてください。決してグロテスクな部分ではないですし、いやらしいことでもありません。体調や年齢とともに、色や形、状態は変化します。だからこそ、自分の膣の形はこういうふうになっているのか、こんな色なのか、粘液はこんな状態なのかとベースを把握しておきましょう。ひとりひとり違って当たり前で、誰かと比べる必要もありません。ただ、膣と向き合うことで、ちょっとした変化をキャッチしやすくなりますし、自分自身を知るきっかけにも繋がります
「そして、できることならば、VIO脱毛を視野に入れてほしいと思っています。なぜなら、アンダーヘアはないほうが清潔であり、ケアもしやすいから。膣まわりはただでさえ汗腺が多く、蒸れやすい場所。毛があることで汚れも絡まりやすいので、将来介護される側になったとき、オムツをはく立場になったときを見据えた上でも、ない方が圧倒的に楽といえます。全ての毛をなくすことに抵抗がある場合は、IOだけ脱毛するという手も。今では、脱毛もさまざまな方法が増えているので、自分に合ったスタイルを選択できますよ」

おうちでケアできる光美容器や、医療レーザーにワックス脱毛など、お手入れ法や種類も価格も豊富。レーザーは“黒”に反応するため、白髪になると反応しにくくなるので、始めるなら早いうちからスタートするのがオススメ。
右から:お風呂で使える&コードレスだから、プライベート空間でケアできるのが嬉しい。医師監修のカットフィルター付きで安心。レイボーテ ヴィーナス プロ ¥99,000(ヤーマン)、I・Oゾーン用のアタッチメントを新搭載。肌刺激をおさえながらもハイパワーを叶える。光美容器 光エステ〈ボディ&フェイス用〉 ES-WP98 オープン価格(パナソニック)

「ピュビケアサロン 白金店」アンダーヘアのブラジリアンワックス専門サロン。ピュビケア 3ゾーン ブラジリアンワックス 1回 ¥8,500 ☎︎03-6450-3434(要予約)住所:東京都港区白金台4-5-7 サンストン白金台205

「W CLINIC 心斎橋院」アンダーヘアのブラジリアンワックス専門サロン。ピュビケア 3ゾーン ブラジリアンワックス 1回 ¥8,500 ☎︎03-6450-3434(要予約) 住所:東京都港区白金台4-5-7 サンストン白金台205

清潔にする・保湿する・ほぐす・
鍛えるのがフェムケアの基本

膣まわりの基礎を知ったら、今度こそデリケートゾーンケアの基本をお勉強。 「ケア方法は大きく分けて、清潔にすること、保湿をすること、ほぐすこと、そして鍛えることの4つ。まず清潔にすること=専用ソープで洗うこと。膣まわりはからだとはpH値が異なります。普段使うボディソープではとても刺激が強く、乾燥などのトラブルを引き起こす原因に。さらに膣まわりに溜まりやすい恥垢は、脂性の汚れでお湯だけではなかなか落ちにくいため、専用ソープが必要なのです。膣の中は自浄作用があるため、触れなくてOK。外側の大陰唇と小陰唇、クリトリスやひだ、それらの間や裏側を丁寧に洗いましょう」

デリケートゾーンを洗うときは前から後ろに向かって。肛門まわりはその後洗いましょう。ゴシゴシ摩擦をおこさないように、泡立てたソープを肌の上で優しく転がすように洗って。右から:マイルドな肌当たりで、脂性の汚れを落としながらも潤いは逃さない。インティメイト ウォッシュ120mL ¥2,750(Waphyto)、腟カンジダに有効な特許成分配合。ピュビケア オーガニック フェミニン メディソープ ローズ&イランイランソープ 220mL ¥2,530(たかくら新産業)、ふわふわの泡がワンプッシュで出てくるフォームタイプ。インティメイト・フォームウォッシュ 無香料 150mL ¥3,080(LOVE PIECE CLUB)

大陰唇と小陰唇のヒダを指で優しくつまむように洗います。クリトリスやヒダの表面はもちろん、裏側には恥垢が溜まりやすいので、しっかり取り除いて。肛門のシワの間も忘れずに洗いましょう。膣内は自浄作用があるので触れないでOK。

「そして、お風呂上がりはスキンケアやからだを拭くよりも、まず膣まわりの保湿が先。なぜなら膣まわりは角層がないため乾燥しやすく、放っておくとシワシワになりやすい部分。顔と同じようにケアを習慣づけていきましょう」

お風呂から出たら、タオルで拭いたり、スキンケアしたりする前に、膣まわりの保湿ケア。肌に残っている水分と一緒に、専用保湿液を。お尻側から前に向かって優しく塗りましょう。右から:ミストタイプなので、手で触れることなく保湿ケアができて衛生的。デリケートローズプラセンタ セラム 30g ¥4,380(The LADY.)、下着との接触ストレスからも素肌を守ってくれる。ウーマンエッセンシャルズ 保湿クリーム 50mL ¥3,960(BCL)、とろみのあるテクスチャーで肌に潤いチャージ。保湿だけでなく、潤滑剤としても。アンティーム ローズローション 100g ¥3,300(サンルイ・インターナッショナル)

黒ずみが気になる場合はこの保湿ケアを、ブライトニング効果を持つプロダクトに切り替えるのもオススメ。摩擦は黒ずみを生む原因なので、トイレの際はゴシゴシ拭かず、トイレットペーパーで優しくおさえるなど、普段当たり前にしている行動の意識を変えることも大切です」

デリケートゾーンのお悩みで多いのが黒ずみ。でも、女性ホルモンが影響していたり、下着との摩擦による色素沈着や生活習慣など原因はさまざま。気になるようであれば、保湿プロダクトをブライトニング効果のあるものに切り替えても◎。右から: Vラインだけではなく、ワキや乳首にも使用OK。アンティーム ホワイトクリーム 100g ¥2,860(サンルイ・インターナッショナル)、シェービングやワックス後の肌にも使える優しさ。ビオデルマ ピグメンビオ ホワイト センシティブクリーム 75mL ¥2,750(NAOS JAPAN)、ブライトニング成分やビタミンC誘導体などを配合し、くすみのない滑らかな肌へ。アイムラフロリア デリケートブライトニングセラム [医薬部外品] 30mL ¥7,480(Mellia)、天然由来成分を積極的に配合し、お肌に優しい処方。イビサクリーム[医薬部外品]35g ¥7,700(イビサビューティー)

保湿ケアに慣れたら、オイルマッサージにもチャレンジ。清潔な指先にオイルを取り、大陰唇や小陰唇、膣口まわりにオイルを塗り込みながらほぐします。オイルマッサージは、婦人科医の松峯寿美先生にもアドバイスいただいているので是非トライしてみてください。マッサージ効果で新陳代謝がよくなり、保湿をしながらふっくら弾力のある肌へと導きます。膣は経皮吸収のしやすい部分なので、オイルは植物性のナチュラルなものが絶対。デリケートゾーン用オイルでもいいですし、アプリコットやマンゴー、マカデミアナッツなどの種子から取れるオイルは膣粘液と親和性が高く、肌とのなじみは抜群です」

右から:デリケートゾーンはもちろん、全身のケアにも最適。アイムラフロリラ バランシングボディオイル 30mL ¥3,960(Mellia)、マッサージしやすいサラリとしたテクスチャー。厳選された8種の植物オイルを独自ブレンド。インティメイト オイル 30mL ¥8,800(Waphyto)、天然由来成分100%使用のオイルブレンド。あえて精油を使っていないため、赤ちゃんにも使用OK。ナチュラルインティメイトオイル 100mL ¥4,600(WRAY)

膣まわりや膣内に“触れる”ということは、からだの構造を知るとともに、自分が気持ちいいと感じる部分を知ることにも繋がります。清潔にした手や指先にナチュラルなオイルを伸ばし、膣のまわりを優しくほぐしていきましょう。ゆっくり爪を立てないように注意してくださいね。

植物療法士・森田敦子さん
サンルイ・インターナッショナル代表。フランス国立パリ13大学で植物薬理学や性科学を学び、日本でのフィトテラピーやデリケートゾーンの大切さの普及に尽力。フェムテックメディア「WOMB LABO」主宰。

いかがでしたか? 次回はフェムケアの基本、清潔にする・保湿する・ほぐす・鍛えるの「鍛える」にフォーカスして、日々の生活で私たちが膣のためにできることをご紹介します。

illustration:YUMIKO COMUKAI / text:EMI TANIGUCHI

otonaMUSE 2022年7月号より

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