MUSE読者が選んだ美容医療ランキングTOP5まとめ&『オトナの美容医療』ついに書籍化!
ミューズ公式インスタグラムのストーリーにてアンケートを取った「今知りたい、やりたい美容医療」。そのBEST5施術記事のまとめはこちらからチェック!↓
2年間続いていた美容医療連載が書籍化!
この間始まったばかりと思いきや、もう2年も続いていた美容医療連載。なんとこの連載+αをまとめた書籍が出版されました(拍手〜)! それを記念して、W CLINIC総院長・足立真由美先生と担当編集T&ライター谷口で、美容医療の“イマ”をトークします。
不調後の“駆け込み寺”ではなく
不調が起きる前に予防する
美容医療が今のスタンダード
編集T この美容医療連載を始めた当初、もう40歳だったんですけど、それでも自分に美容医療はまだ早いって考えだったな。
谷口 わかる! 私たちを含めたMUSEの読者層って、美容医療に対して端境的な世代なんですよね。今の若い子たちとは違って身近ではないし、少しハードルが高いとさえ感じてしまう。
編集T そうなのよ、病気になったら病院に行く感覚。「気になったら美容クリニックに行けばいっか!」ぐらいの考えで、行ったら行ったで即、一発逆転に若返ると思ってた(笑)。
足立先生 “予防治療”という考えがなかったんですね。
編集T そうなんです。
足立先生 たるみもシミも、できてしまったらもう遅い! とまでは言いませんが、治療が大掛かりになってしまうし、それに伴い、かかる時間も金額も変わってくる。だから、先回りしてケアしている人・していない人で、将来的に結構な格差を生んでしまうんですよ。
谷口 お、恐ろしい……! でも、ハイフ=たるみ治療の代名詞というぐらい注目されていますが、ハイフも予防治療って聞いたときは、本当にビックリしました。
足立先生 はい、既にたるんでしまった肌にハイフは意味がありません。ハイフ治療はたるみを引き上げるのではなく、たるみにくくする予防治療。だから、流石に10代には必要ありませんが、20代後半〜30代のハイフ治療は決して早い訳ではないんですよ。
谷口 コツコツ“ハイフ貯金”をしておくことで、ある日突然ガクッと落ち込むエイジングの波を緩やか〜にしてくれるんですね。先手必勝とは正にこのこと!
編集T 本当に、タイムマシンがあるなら過去の自分に教えてあげたい‥‥(涙)。でも私はハイフが向いていないんですよね?
足立先生 そうですね。ハイフは熱を当てる治療なので、引き締め効果が強いのですが、Tさんみたいにもともと顔にお肉がないタイプだと、逆にゲッソリ老け見えしてしまう場合も。私自身も頰がコケやすいので、ハイフ治療は控えています。
谷口 私は逆に、顔にお肉がしっかりついているタイプだから、ハイフはベストオブ治療なんですよね‥‥(複雑)。こういう風に、顔のタイプによって向き・不向きがある治療があるのも、足立先生に教えていただくまで知らなかったな〜。知識もなく、流行ってるから! と飛びついてはいけないですね。
足立先生 もちろん、ちゃんとしたカウンセリング時にその人の肌を診て、合う治療法をすすめますし、メリット・デメリットもきちんと伝えます。
編集T でもたるみにはハイフが絶対! と思い込んでいたら、カウンセリング時に何を助言されても右から左かも。
谷口 確かに。私の友人もシミ取り=レーザーが絶対! と思ってて、案の定肝斑が悪化していたな……。
足立先生 肝斑にレーザーは禁忌ですからね。肝斑にレーザーを打つならトーニング、あとは内服薬が絶対。
谷口 でも私、あるクリニックでは肝斑と言われたけど、あるクリニックではソバカスと言われました。
足立先生 いろんな種類のシミが重なっている場合もあるので、複雑なんですよ。でも30を過ぎたら、肝斑はあると思って治療した方がいいかも。
谷口 ですよね。今は内服薬を飲んでます。
編集T 私もシミ治療したときは、トーニング・内服薬、トーニング・内服薬、トーニング・内服薬、トーニン……とにかく長かった! シミって、レーザーでジュッと焼いておしまいだと思ってたから。
足立先生 シミ部分だけの照射だけで終わってしまったら、逆にシミを取ったところが白抜きになって目立つし、取った部分の皮膚はナイーブなので、そのまま放っておくと逆にシミができやすくなってしまう。だからコツコツ、トーニングと内服薬で肌全体のトーンを明るくしていって、残った目立つシミだけポイントで取る。この方が効率的だし、キレイな仕上がりになるんです。
谷口 コツコツって大事なんですね〜。長い道のりに感じてしまう……。
足立先生 だからこそ、日頃からのスキンケアが大事になってくる。日焼け止めを塗るとか、ゴシゴシ摩擦を起こさないとか。
谷口 美容における初歩中の初歩! でも基本が一番大事だったりするんですね。
足立先生 それも立派な肌貯金。肌落ちしてからのリカバリーの方が大変なので。
美容医療は依存するでもなく
毛嫌いするでもなく、
上手に付き合っていくことが鍵
編集T 美容医療が自分にはまだ早いと思っていたのって、美容医療=若くなりたい=イタいと思っていた部分も正直あるんですよね。でもそれが覆されたのが、足立先生の顔!
谷口 正直すみません(笑)? でもわかる。美容医療って抗っているというか、若さにしがみ付いているイメージが少なからずありますもんね。でも、足立先生って美しいし、もちろん老いは感じないけど、ちゃんと大人。そしてナチュラル!
足立先生 本当ですか? 年齢を重ねることは決してネガティブなことではないですからね。年を重ねて得たこと、成熟したことはいっぱいあるのに、それを捨ててしまうのはとてももったいない。
編集T 本当、その通り! 顔と中身がチグハグだとめちゃくちゃ不自然。
足立先生 だからこそ、美容医療とは依存するでも、毛嫌いするでもなく、上手に共存していくことが大事!
谷口 共存!
足立先生 そう。美容医療は決して特別な人だけのものではありません。今は昔と比べて価格帯もおさえられていますし、美容室やエステにメンテナンスに行く感覚で扉を叩いてほしい。それでもまだハードルが高いと感じるなら……私の本を読んで、美容医療を身近に感じていただければ♡
編集T&谷口 宣伝(笑)!
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otona MUSE特別編集
お医者さんが教えるキレイの知識
オトナの美容医療
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Illustration:AKIKO HIRAMATSU / text:EMI TANIGUCHI
otona MUSE 2022年12月号より