洗練されたイットフェイスに！ヘア&メイクアーティスト・林由香里さんが提案する「シンプルモード」な春メイク

春の訪れと共に、早くもコスメカウンターをカラフルに彩っている新色コスメで今シーズン、ミューズ世代がトライするべき旬な洒落顔って……!? ビューティシーンを牽引する4人のアーティストがヨンアをモデルにアンサー。二人目はヘア&メイクアップアーティスト・林由香里さんが提案する「シンプルモード」な春メイクをお届けします。

林由香里さんが提案するのは、
「シンプルモード」な春メイク

トップス¥36,300、パンツ¥41,800（共にリビアナコンティ／グルッポタナカ）、イヤーカフ¥19,800（マリアブラック／マリアブラック表参道店）

程よく曖昧で柔らかなニュートラルトーンのグラデーションに、それとなく寒色を差してハイセンスな遊び心を宿す。そんな洗練エッジーなまなざしが主役の、モードでナチュラルなイットフェイス。

＼教えて林さん！シンプルモードな洒落顔のポイント／
「まなざしにインパクトを託した
ウォーミーなヌケ感メイクが春の気分」

「ヌケ感がありながらもどこかエッジーなバランスに大人の余裕を感じるシンプルモードなメイクが、私の中でジワジワきてます。このルックの最大のポイントは柔らかなブラウン系のワントーンメイクの中にグリーングレーのアイシャドウを差して、遊び心をきかせながらまなざしを締めていること。目元はキメているのに他のパーツはラフに仕上げた緩急も印象をこなれて見せるための計算。サッとまとめたアップヘアもいい意味で肩の力が抜けていて、メイクの引き立て役に」（林さん）

1. LIP
そこはかとなく渋みと赤みを感じるルージュをラフに

RMK ザマットリップカラー 01 ¥3,850（RMK Division・数量限定品）

ピーチのムードを浮かべたヌードベージュをカジュアルに直塗り。「グリーングレーをきかせた目元を品よく引き立てる意味でも、リップには敢えて静かな大人っぽさを残しました。ほんのり渋みと赤みのあるベージュトーンがクールなのに血色感も欲張れて優秀なんですよね。主張し過ぎないのに存在感のある絶妙な色合いがおしゃれでありながら、使いやすい。クリーミーでパウダリーな質感が唇をふんわり彩ってくれます」（林さん）

2. EYE
グリーングレーで曖昧なインパクトを宿した
洗練ニュートラルなグラデ

SUQQU シグニチャーカラーアイズ 12 ¥7,700（SUQQU）

「上下のキワをヴィンテージライクなグリーングレーでじわーっと締めてまなざしをクールでフレッシュに」（林さん）右上のメープルブラウンを上まぶた全体と下まぶたのキワ全体に、左下のスモーキーブラウンを目のキワから太めのチップ幅くらいに重ねる。右下のシャイニーなグリーングレーを上まぶたの目頭から黒目の上までと、下まぶたの目頭側2/3のキワにオン。

3. CHEEK
ヘルシーな血色感を浮かべて敢えてカジュアル感をプラス

NARS ザマルティプル 03137 ¥5,500（NARS JAPAN・2月17日数量限定発売）

パレット左上のシマーなゴールドと右下のヘルシーなコーラルピンクのレイヤードで血色感と立体感を演出。「ゴールド→ピンクの順番で頰の内側からこめかみにかけて、頰骨に沿ってサラッとオン。重ねることで生まれるヘルシーなオレンジっぽいツヤ感がファッショナブル」（林さん）

4. NAIL
90sなメタリックシルバーで洒落感も肌のトーンもアップ

Amplitude コンスピキュアスネイルカラー EX-08 ¥3,850（アンプリチュード・数量限定品）

指先はラベンダーのニュアンスをはらんだメタリックシルバーでシンプルにカラーリング。「一瞬パールっぽいのにメタリックにも映るツヤ感がどこか懐かしいのに新鮮。爪に青みを宿すと手を顔の近くで動かしたとき表情がさり気なくクリーンに映るのもいいんですよね」（林さん）

ヘア&メイクアップアーティスト・林由香里
ファッションとのバランスを意識したモードでありながらカジュアル感のある、リアルに取り入れたくなる洒落顔作りのスペシャリスト。独創的な色使いや繊細なテクニックに定評があり、メディアやセレブリティからの指名が殺到。

いかがでしたか？次回はpaku☆chanさんが提案する「K-Beauty」な春メイクをご紹介します。お楽しみに♡

photograph:ISAC[SIGNO](model), KAZUTERU TAKAHASHI[KONDO STUDIO](still) / styling:AKIKO KIZU / hair & make-up:YUKARI HAYASHI / model:YOUN-A / text:RINA ISHIBASHI

otonaMUSE 2023年 3月号より