パサつき、うねり、白髪や抜け毛。40代以上の髪悩みはシャンプー後プラスするだけの名品で撃退
美容ライター新田晃代がハマったヘアケア名品とは?
わたくしごとですが、20代以来のハイトーンヘアにしました。想像以上に好評なのはうれしいのですが、ブリーチによるダメージでバービー人形の髪のようにゴワゴワ。それなのに、濡らすと溶けてしまいそうなほどテロテロになるんです(涙)。そういうわけで、髪のコンディションを整えるために日夜せっせと今まで以上にヘアケアに励んでおります。
いつものヘアケアを変えることなく、イン&アウトそれぞれ1アイテムプラスするだけで髪が生き返る!
ハイダメージ毛の修復には、有効成分を高配合したケアアイテム選びが必須。こちらの2品はダメージ毛に限らず、うねりやパサつき、ハリコシの低下など、エイジングが出てきた大人の髪にぴったりなアイテム。
そんななか、手放せなくなってしまったヘアケアアイテムをご紹介したいと思います。どちらもハイダメージ毛じゃなくても、パサつきやうねり、白髪、抜け毛など、悩み多き大人の髪に寄り添ってくれる頼もしいアイテム。それがこちら、「エポプレミアムヘマチン」と「エポプレミアムヘアオイル」の2品です。
シャンプー後の髪全体に10プッシュほどを吹きかけ、その上にいつものトリートメントを重ねる。エポプレミアムヘマチン 120mL ¥4,950(エポラ))
まずこちらの「エポプレミアムヘマチン」から。シャンプー後、コンディショナーやヘアマスクの前に塗布するプレトリートメントです。美容室では30年以上も前から当たり前のように使用されている「ヘマチン」という毛髪補修成分を、ホームケアで簡単に取り入れられるように……と開発されたサロン発想アイテムです。最初に使用したときは黒い液体が出てきてギョッとしましたが、これこそが「ヘマチン」の正体。これがなかなかのハイスペック成分なんです。ダメージ補修、アルカリ除去、白髪予防と3つの大きな効果があります。
◾️効果①:ダメージ補修効果
ヘマチンは血液のヘモグロビンを形成している成分のひとつで、タンパク質に結合しようとする性質があります。髪に塗布すると、瞬時に毛の8〜9割がタンパク質「ケラチン」と結びついて、ダメージを強力に補修してくれるのです。
◾️効果②:アルカリ除去効果
カラーリングやパーマのあと、落としきれなかった残留アルカリ薬剤を除去する効果も。アルカリをしっかりオフすることで、ダメージの進行を食い止めることができます。カラーリングやパーマの施術を行った直後にピッタリ。
◾️効果③:白髪予防効果
メラニン色素が取り込まれることで黒くなります(もともと髪の色って白いんです)。メラニン色素をつくるには、チロシナーゼという酵素の働きが必要なのですが、加齢によりチロシナーゼの働きが低下するとメラニン色素が作られなくなり、白髪が生えてくるというわけです。ヘマチンにはこのチロシナーゼを活性化させる効果も。
髪だけじゃなく、頭皮にもうれしい成分だということがお分かりいただけたかと思います。髪だけじゃなく頭皮にも吹きかけてマッサージするのもオススメ。シャンプー後には濡れて溶けそうなパツキンが、ヘマチンをスプレーすると息を吹き返すかのようにしゃんとするんです。「今夜も私の髪、無事に生還♡」とその補修効果の高さと即効性を存分に堪能中。
ほかにも、ニュージーランドのサラブレッド由来の「プラセンタ&サイタイ同時抽出エキス(※1)」、強い生命力をもちスーパーフードとしても話題のユーグレナから抽出した「ユーグレナエキス(※2)」も配合。
タオルドライ後の髪に1プッシュなじませ、ドライヤーで乾かし、朝のスタイリング時にも1〜2プッシュ使用。やや重めのテクスチャーなので、少しずつつけ足していくのがコツ。エポプレミアムヘアオイル 30mL ¥3,300(エポラ)
続いて「エポプレミアムヘアオイル」。こちらはキューティクルプロテクト&ダメージリペアの両方を兼ね備えています。「メドウフォーム油(※3)」と「ユーグレナ発酵オイル(※4)」、ふたつのオイルがキー成分に。メドウフォーム油はエモリエント効果が高く、キューティクルを補修する働きも。ユーグレナ発酵オイルは、まだ開発されて間もない注目の成分。保湿力があり、髪を潤わせながら本来の力を引き出してくれる頼もしさ。少しこっくりとしたテクスチャーで、しっとり&ツヤ増し増しヘアに。乾燥マックスのダメージ毛もしっとりまとまり、いい感じのウエット感が出ます。すっきりとした柑橘系の精油の香りもよき。
原材料を10種類以下に厳選したストイックすぎるプロダクト
ちなみにこちらの2品、「エポラ」という会社が開発・販売している製品で「10 or LESS」というポリシーを掲げたコスメづくりを行なっています。使用するのは10種類以下の原材料のみ、ということ。テクスチャーや色、香りの調整のために、さまざまな化粧品添加物を配合したコスメが多いなか、10種類以下の原材料だけでコスメを作るって本当にすごいことなんです! 一度、お手持ちのコスメの成分表示を見てみてください。「これはなんのために入っているんだろう?」って疑問に思う成分が見つかると思います。原材料の厳選を重ね、肌や髪を本質的に立て直すことができるものしか採用しない。必要でないものは入れない究極のシンプル処方。原材料にとことんこだわり抜いているからこそ、10種類以下の原材料での製品化が叶うんですね。エポラにはほかにも「これはスゴイ!」と思った製品があったので、また別の機会にご紹介できればと(^^)
「髪は顔のフレーム」とよく言われますが、本当にそのとおりだな…...と実感している今日このごろ。フレームである髪にツヤがあれば、肌もおのずと艶やかに見えるもの。ダメージに打ち勝ち、髪にツヤを取り戻したいと思います。
※1 (保湿成分)プラセンタエキス・サイタイエキス
※2 2022年微細藻類ユーグレナを用いた新たな化粧品原料として規格化((株)ユーグレナ)
※3 (保湿成分)メドウフォーム-δ-ラクトン
※4 (保湿成分)ユーグレナ/オレイン酸発酵物
新田晃代(にったあきよ)
メイクアップ、スキンケア、ホリスティック、ヘアケア、美容医療等さまざまなジャンルに精通し、多数の雑誌やWebメディアで執筆中。
text:AKIYO NITTA