BEAUTY

「50歳を過ぎて急にカラフルなものが気になりだしたの」梨花と探す、2023年秋冬カラーコスメ

「色ものに抵抗のある人は、まずキレイ色を指先やリップにオン」2023秋の新色コスメを梨花がジャッジ!

小誌オトナミューズ恒例、半期に一度のビューティ特大号に梨花さんが初参戦! ズラリと並んだ秋のニューカマーを手に取り実際に試しながら、大人はどんな切り口でコスメをチョイスし、どう使うべきか? とことん語り尽くしてくれました。トレンドとの付き合い方が見えなくなっている、ビューティ迷子たちを救う解決策がここに。

「カラーマスカラは、下まつ毛だけに今どきカラーを」2023秋の新色コスメを梨花がジャッジ!

COLORFUL EYE SHADOWS
50歳になったら、
急にカラフルなものが気になりだして!

「色ものに抵抗のある人は、まずキレイ色を指先やリップにオン」2023秋の新色コスメを梨花がジャッジ!

フリルブラウス¥60,500(マージ)、中に着たオールインワン¥154,000(エストネーション/共にエストネーション)

otona MUSE美容担当(以下M) この秋は、とにかくアイシャドウ祭りなんです! シャネル、ディオール、RMK、YSLとたくさんのブランドが4色入りのパレットを出してるんですが、梨花さん的には、どのあたりが刺さりました?


梨花(以下R) 色鮮やかなものが最近の気分なんです。カラフル系って、見ててキュンキュンするじゃないですか?


M 鮮やか系のアイシャドウだとブルーやグリーンが多く出ていますね。まぶたの上に伸ばしてみると見た目以上にキラキラして、実はそこまで濃厚に色づかないものが多いので、大人でもさり気なく取り入れられるんです。

RMKのアイシャドウ、イヴ・サンローランのアイシャドウ

左から:今季大本命のキラキラグリーン。スモーキーからシアーまで、重ね方でムードを変えられる。シンクロマティック アイシャドウパレット EX-02 ¥6,380(RMK Division・限定発売)、イヴ・サンローランが愛した、モロッコのマジョレル庭園に使用されている青を再現。クチュール ミニ クラッチ 900 ¥9,900(イヴ・サンローラン・ボーテ・限定品)

R シャネルは、4色のバランスがすごくセンスいいなあと見惚れてました。あとこのパッケージ、開いたときの中面をゴールドにしてるのね。ここが黒だとまた見え方が違うと思うし、さすが華があるなあと。


M 見た目にときめくものかどうかも大事ですよね。


R むしろ、コスメはときめきをくれるものじゃなければ、選ぶ意味がないと思うんですよ。ルナソルの水色もキレイな色! (手に取って)へー、伸ばすとすごくシアーなのね。

シャネルのアイシャドウ、ルナソルのアイシャドウ

左から:バロック調のジュエリーに着想を得たコレクションから。深いグリーンやレッドにトップコート役のゴールド&ホワイトを重ねることで繊細かつモダンな眼差しに。レ キャトル オンブル ビザンス 338 ¥9,680(シャネル・9/1限定発売) 、オイルベースで滑らか。立体感のある目元に。ルナソル グラムウィンク EX09 ¥3,520(カネボウ化粧品・限定発売)

R 今って韓国コスメとかのトレンドの影響もあると思うんだけど、ちょっと前だったらあり得ないような、不思議な色も多いじゃないですか? 最近は、そういう意外性のある色にも惹かれてます。ジバンシイのラベンダー色のリップバームHERAのグリーンリップは思わず手に取って愛でたくなる♡


M HERAはまさに、韓国生まれですよ。Kビューティきってのラグジュアリーブランドで、広告塔はBLACKPINKのジェニーという豪華さ! しかもこの夏に日本上陸なので、これからブームになりそうです。


R 究極、このHERAのグリーン(唇の上ではピンク色に)を1本ポーチに入れておくだけでも、取り出すたびに気持ちを上げることができそうだよね。キレイな色って、そういう力を持っていると思う。

ジバンシィのリップバーム、ヘラのリップバーム

左から:透き通るようなラベンダー色。ヒアルロン酸やホホバオイルなどケア成分もたっぷり! ルージュ・アンテルディ・バーム 24 ¥5,610(パルファム ジバンシイ・限定品)、色名はハラペーニョ! 肌の上では限りなく透明に近いピンクに変わり、保湿力が30時間持続。HERA センシュアルヌードバーム 101 ¥4,400(HERA)

M 韓国コスメが浸透してから、色に関する概念はだいぶアップデートされた気がしますね。あと質感も、今までよりものすごくマットとか逆にツヤツヤとかシアーとか……振れ幅が大きくなってきています。


R たしかに扉のカットで使ったHERAのマットカラーも、ものすごくおしゃれね。それで、色の話に戻るんだけど、実は私、今まで鮮やかなものはあんまりで、黒とかカーキとか地味な色ばかり使っていた人間なんですよね。だけど50になった途端に、なぜかパステルカラーに目が向くようになって(笑)。多分、飽きたのかな。モデルを30年やってきているので同じようなメイクトレンドの繰り返しに。あと今までは、ファッションを中心に何年かのサイクルで流行がまわりまわってきてたけれど、とうとう既存のサイクルからは外れた、新しいものが出てくる時代がやってきているなあって。


M 梨花さんが使う色をガラリとチェンジしてみたくなるほど、時代も変わり始めているってことですね。ミューズ世代もこの秋こそ、未知のカラーにトライすべきときなのかも!

ヘラのマットリキッドリップ

ボリュームリップが叶うのにごく軽やか。HERA センシュアルパウダーマットリキッド 404 ¥4,400(HERA)

COLORED NAILS & LIPS
キレイ色はまず
指先やリップにプラスしたい

R でもね、自分が長い間カラーを使わない派だったから身に染みて分かるんだけど、色ものに抵抗がある大人はいっぱいいると思うんです。そういう人は、まずネイルに色を足すだけでもいいんじゃないかな。


M SUQQURMKのグリーンとか、ルナソルのキラキラピンクあたりは、少し濁り系なのでミューズ世代でも取り入れやすそうです。


R とにかく大人は、どこかに色を取り入れたほうがいいと思うんです。指先がちょっとカラフルなだけでも、ウキウキして自分を上げることができるから!

ヘラのティントバーム

血色が持続するティントバーム。ぷるぷる質感へ。HERA センシュアルヌードバーム 112 ¥4,400(HERA)

スック、ルナソル、RMKのネイル

左から:ゴールドパールがアクセント。ネイル カラー ポリッシュ 156 ¥2,750(SUQQU・限定発売) 、ひと塗りで見たままの鮮やかさに。ルナソル ネイルポリッシュ EX39 ¥2,200(カネボウ化粧品・9/22限定発売)、重ねるほど深く色づくシアーカラー。ネイルラッカーEX-11 ¥2,200(RMK Division・限定発売)

次回は自分がもともと持っているベースを底上げしていくようなメイクについて、梨花さんのお気に入りと合わせてご紹介します。お楽しみに!

photograph:YASUTOMO SAMPEI(model), KAZUTERU TAKAHASHI[KONDO STUDIO](still) / styling:AKIKO KIZU / hair:KOICHI NISHIMURA[VOWVOW] / make-up:MIKAKO KIKUCHI[TRON] / model:RINKA / text:CHIHIRO HORIE

otona MUSE 2023年9月号より

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