40歳以上のベージュ&赤リップの鉄則を公開!河北裕介が教える2024年春メイクの正解【まとめ】
赤リップが映える大人の肌は手抜きをしないことが鉄則
「サラッとすっぴん+赤リップの組み合わせは、おしゃれなようでいて、正直大人には危険。どうしたって年齢を重ねていくほどに、赤リップだけでは賄えないネガティブ要素も増えてくるし、何もしない肌のままでは品も欠けてしまう。とはいえしっかり作り込み過ぎると老けた印象になってしまうので、素肌感を残したベース作りを意識。丁寧に作り上げた肌に、落ち着いた赤リップをまとうことで、クワイエットラグジュアリーなムードも引き出してくれるはず」(河北さん・以下同)
教えて河北センセイ!
赤リップが洒落るパーツ別のメイクポイント
この春は、赤リップが再燃の予感。とはいえ、今まで通りメイクしてしまうと味気ない……。今や定番化した赤リップを、今年らしくアップデートするにはどうすれば?
▶︎ SKIN
すっぴんに赤リップ、
大人には御法度ですから!
「大人のシンプルメイクは、あくまでナチュラル“風”に仕込むのが肝心。シミやクマなど、ネガティブな要素は最低限のカバーをしておくことは鉄則です。コンシーラーなどを巧みに使い、肌は厚ぼったく見せないことで、素肌感を残したヌケ感が手に入ります。マットな肌は老け見え一直線なので、ハイライトでツヤを足すのも忘れずに」
【HOW TO MAKE-UP!】
下地で肌を整えた後、コンシーラーの右側を目の下のクマ部分に。頰や鼻筋、おでこやまぶたには左側のピンクベージュを。スポンジでならすようになじませる。ハイライトはスポンジに取り、目の下の三角ゾーンにポンポンとのせてツヤ足し。今回はリップを引き立たせるため、ノーチークでOK。
▶︎ EYE
欲しいのは陰影だけ。
目元はシンプルに
「カジュアルな中に上質さを仕込むのが、大人メイクのポイント。赤リップを主役にする場合は、他のパーツのメイクが目立つとうるさいので、目元はシンプルに引き算。ベージュとブラウンで陰影をつけつつ、アイラインは引き算せずブラックで締める。このメリハリ感が、大人にはちょうどいいアクセントに」
【HOW TO MAKE-UP!】
アイパレットの下段右側のベージュを上まぶたのアイホールに。下まぶた全体にも同じベージュをON。上まぶたの二重幅には、下段中央のブラウンをふんわりと入れる。目のキワは黒のリキッドアイライナーで締める。
▶︎ LIP
輪郭はオーバーに。
ブラウンMIXで肌なじみよく
ススメ。カジュアルな装いでもラフに直塗りするのではなく、きちんとブラシで輪郭を取って。ここは雑に扱わないことが、大人の洗練感を引き出すコツ。肌とコントラストをつけたマット質感が、洒落たムードを後押し」
【HOW TO MAKE-UP!】
リップブラシに口紅を取り、ややオーバーに塗り広げる。濃いめ系のリップは雑に塗らず、きちんと輪郭を取って。
photograph:EIJI HIKOSAKA[makiura office](model), KAZUTERU TAKAHASHI[KONDO STUDIO](still) styling:AKIKO KIZU hair & make-up:YUSUKE KAWAKITA model:ERIKA MORI illust:YOSHIFUMI TAKEDA text:EMI TANIGUCHI
otona MUSE 2024年3月号より