免疫低下、貧血、自粛太りetc.
山﨑まいこ先生に聞く!
大人のプチ不調、解決法
マスク生活にリモートワーク……ライフスタイルがガラリと変わって、精神的なストレスやら肌不調やら、不定愁訴を抱える人も多いはず。そこで各方面のプロにアラフォーあるあるなお悩みを直撃! 今回は、まいこ ホリスティック スキン クリニック院長・山﨑まいこ先生のベストアンサーをご紹介。
今、必要なのは
“ブレない自分”を作ること
「ストレスやホルモンバランスに左右されず、常に心とからだが揺らがない状況を作ることが、ニューノーマル時代を快適に過ごすためのカギだと思います。自分のコンディションを客観的に把握するために、かかりつけ医を見つけることもオススメです」(まいこ先生)
【肌荒れ】
Q:マスク生活で、常に肌荒れしています。
毎日のスキンケアで、何を注意すれば?
A:布が当たる所にバームを塗りワンクッション置いてみて
「ふんわりして肌に接する面積が少ないマスクを選び、布に当たる部分にバームを塗ると荒れにくくなります。マスクが大きい場合は下のほうを折り返し、布が肌に当たる面積を減らすのも手。なお、ニキビができる人は蒸れて表皮のバリア機能が低下しアクネ菌が繁殖しやすくなっている可能性が。肌に優しい洗顔料で丁寧に洗って」
【便秘】
Q:慢性的な便秘です……
A:運動不足・冷え・食物繊維不足が3大要因!
「運動不足で冷え、巡りが悪くなっている人が多いと感じます。1日10分でいいのでからだを動かして。お腹の血流をよくするために毎晩湯船に浸かる他、よもぎ蒸しや酵素浴に通うのもいい。週1くらいのペースで行き、慣れてきたら間隔をあけていきましょう。きのこや海藻、野菜から食物繊維を摂るのも必須」
【高コレステロール】
Q:健康診断で、
コレステロール値が高いとの指摘が
A:ミューズ世代の宿命!? 今こそ生活習慣を見直して
「そもそもアラフォーの女性は、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が減少するのに伴って、コレステロール値が上昇しやすいお年ごろ。運動と食物繊維の多い食事を心がけることが第一の解決策です。ちなみに運動は、筋トレやヨガだけでは不十分なので要注意! 軽いジョギングや、息が上がるくらいの早歩きのウォーキングなど、有酸素運動を習慣にしましょう」
【免疫低下】
Q:まだまだ続く、withコロナ生活。
免疫力を上げるにはどうしたらいいですか?
A:“眠活”と亜鉛&ビタミンチャージで免疫力を底上げ
「免疫機能をサポートする、亜鉛・ビタミンD・ビタミンCはサプリから補って。また、睡眠不足だったり、眠りの質が低下すると体内の修復機能が十分に働かなくなって、免疫力が低下しやすい状態に。この時季は寒さで睡眠の質が落ちやすいので、眠る前に温熱パットでお腹を温めてみては? パウダータイプのCBDもオススメです」
【貧血】
Q:貧血がひどいんです……
A:自覚症状があるなら婦人科や胃腸科へ
「生理時、経血が多い人や子宮筋腫がある人は鉄不足になりがち。胃の調子が悪い人も鉄分をうまく吸収できずに貧血になりやすい。自覚している人は病院へ。なお、自覚症状がなくても貧血の女性は多くいます。顎にニキビができやすい、PMSがひどい、目覚めが悪い、白髪・抜け毛が多い、などの症状がある人も貧血を疑って」
【体重増加】
Q:おうち時間が増えたせいか、
自粛太りが止まりません
A:家の中でもとにかく動く! 緊張感を保つ工夫も大切です
「ステイホームによる運動不足が元凶。実は動く電車の中で立っているだけでもバランスを取るためにかなり筋肉を使っています。家にいるときもからだを動かす努力をして。例えば食事の後はだらっとせずにテキパキ動いて片付けたり、立ってデスクワークをしたり。ちゃんとメイクすることも適度な緊張感を保つために有効!」
いかがでしたか? 次回は、AMATAオーナー&毛髪診断士・美香さんのプチ不調解消法をご紹介します。
photograph:getty images / illustration:YUMIKO COMUKAI / text:CHIHIRO HORIE
otonaMUSE 2022年3月号より