BEAUTY

岡田知子さんが指南!
ミューズ的2022洒落顔メソッド5
【ベースメイク編】

私たちが求めているのはいつだって洒落顔。刻一刻と変化するトレンドのエッセンスを加えながら大人の洒落顔を導き出してくれる美のスペシャリスト、岡田知子さんに2022年の目指すべき「洒落顔」の正解を提案していただきました。数々のコスメから岡田さんが選び抜いたマストハブと共にじっくりお届けします。

1 BASE
「上質な下地」を使うことが
美肌作りの最短ルート

ミューズ世代が選ぶべき下地はプラスワンの機能を搭載したハイスペックなもの。「いい下地を仕込んでおくと、重ねるファンデが少量で済む。厚塗りにならない=表情がフレッシュに映ります。肌になじませるときの摩擦によるダメージを避けるという意味でも、“美白+エイジングケア”みたいに1つで2つ以上の機能があるのは助かりますよね」(岡田さん、以下同)。顔全体だけでなく首まで伸ばして。

上から:紫外線をディープにカット。うるおいリッチなテクスチャー。アスタリフト D-UV クリア アクアデイセラム SPF50+・PA++++ 30g ¥4,290(富士フイルム)、メイクしたてのツヤめきをキープ。ホワイトニングも追求。ブライトニング デーケアレボリューションWT+[医薬部外品] SPF50+・PA++++ 35mL ¥3,410(エリクシール・2/21発売)、ほのかな血色感をもたらしながら肌色をトーンアップ。UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ SPF50・PA++++ 30mL ¥3,740(ラ ロッシュ ポゼ)、トリートメントしながら輝きを添える至高の乳液。サブリマージュ ル ソワン ペルフェクトゥール 15mL×3 ¥30,800(シャネル)

2 FOUNDATION
小顔見せもメリハリも叶える!
「ファンデ」は2色使いを

年齢とともに骨格や肌が落ちて広がる顔の余白をタイトに仕立てながら立体感を演出してくれるファンデ2色使いは、今すぐマスターするべし。「首の付け根と同じ色のファンデを顔の中心に、それよりワントーン暗いシェイドを輪郭部分になじませてあげると、極めてナチュラルに輪郭をシャープに見せることができます。同じテクスチャーのもので濃淡をつけるから自然な仕上がりが狙えるのもいい」

右から:日中用美容液を兼備。すっきり、清潔感のある肌に。シンクロスキン セルフリフレッシング ティント SPF23・PA++ 全4色 30g ¥5,060(SHISEIDO)、シンプルで優しい処方。カラバリ豊富。オリジナル リキッド ミネラル ファンデーション 全10色 SPF20・PA++ 30mL ¥5,280(ベアミネラル)、ザ リクイド ファンデーション 全23色 SPF15〜30・PA++ 各30mL ¥11,000(SUQQU)

上から:理想の美素肌を体現してくれる。フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッション 全8色 SPF 50・PA++++ ¥6,600※セット価格(ローラメルシエ ジャパン)、軽やかなつけ心地で光を添えながら色ムラをカバー。ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション 全6色 SPF 50・PA+++ ¥6,600※セット価格(NARS JAPAN)

3 CHEEK & HIGHLIGHT
「練り物」を制するものが洒落顔を制す!

チークもハイライトも練り物を味方につけた方が大人は断然キレイになれると語る、岡田さん。「上質なツヤが肌印象を一瞬で引き上げて、みずみずしさをもたらしてくれるところが最大の魅力。素肌の一部になりすまして血色感やメリハリを演出できるのに、時間の経過とともに毛穴や小ジワの隙間に入り込んでしまうリスクが少ないのもいいですよね。ちょっと感覚的な話ですが、豊かな生活を楽しんでいるムードが漂うところも素敵」

上から時計回りに:ウォーミーなピンク。クリーム ブラッシュ855 ¥3,850(コスメデコルテ)、深みに品が宿るベージュ。カメリアオイル配合で滑らか。リップ&チーク ボーム No1 ドゥ シャネル 3 ¥6,050(シャネル)、クリーム×パウダーで立体感がいとも簡単に。ブロウンアウェイブラッシュデュオ 04 ¥4,180(THREE)

右から:品よく光を集めてメリハリをもたらす。オサジ ニュアンス スキンエフェクター 01 ¥3,080(オサジ)、3種類のパールが光を宿して肌をふっくら。植物オイル配合でうるおいリッチな処方。ミネラルラディアント スキンバーム〈ニュートラルピンク〉¥4,400(エトヴォス)

【最重要! ハイライト正解MAP】ハイライトは高く見せたい鼻根、鼻先、唇の山、顎先の上に指で点置きをして。小ジワが気になる人は目尻に、顔が痩せて見える人はこめかみに点置きすると、光で飛ばせます。

4 POWDER
ツヤとテカリは紙一重。
それでも「ツヤ」は大人の味方

大人になるとツヤとテカリは正直紙一重。でも、いくらテカリたくないからといってマットに仕上げると隠蔽感のある厚塗りの肌になってしまうのでご用心。「過剰にたたき過ぎたパウダーは小ジワに入り込んでヨレてしまう恐れがあるので、多少物足りなくてもミニマムにのせるのが正解。テカると確実に老け込む小鼻の脇、人中、フェイスラインだけにできるだけうすーく重ねましょう。その他のテカリはツヤにカウントする勇気を持って」

上から時計回りに:光を放つポアレスな肌へ。アドバンスドエシリアルスムースオペレーター ルースパウダー 02 ¥6,050(THREE)、内側から発光しているかのごとく上質な肌に。プードルトランスパラントn 2 ¥13,200※セット価格(クレ・ド・ポー ボーテ)、ツヤと血色感を秘めたサラサラ肌に。スムース マット ルース パウダー 14g ¥6,600(SUQQU)

5 CONCEALER
クマは隠さなくてもイイ⁉
「コンシーラー」はメイクの仕上げに

「クマはコンシーラーで隠すほど厚塗りになって、いつしかそのメイクに目が慣れてしまう。そのクセがより表情を老けさせてしまうから、メイクの最後にするのが大人の鉄則。メイクを進めていくと『ハイライトやチークで意外にカバーできてるじゃん』と気付くケースがほとんどなんです。色のトーンをコントロールできるパレット系で適材適所のカバーを心がけて」。大きいシミやニキビなど顕著なトラブルは最初にカバーしてOK。

上から時計回りに:ワンランク上の美肌に。トーン パーフェクティング パレット 01 ¥4,950(コスメデコルテ)、リフレクト効果で色と光をコントロール。スキンリフレクト フレッシュ コンシーラー 002 ¥4,950(アディクション ビューティ)、ほのかな赤みをプラスした設計で肌を美カバー。クリエイティブコンシーラーe SPF25・PA+++ ¥3,850(イプサ)

ヘアメイクアップアーティスト・岡田知子さん/パーソナリティや年齢を鑑みながら圧倒的にスタイリッシュな顔つきを提案してくれるセンス、ロジック、手腕に惚れ込む人が続出。本誌をはじめあらゆるメディアや広告から引く手あまたの存在。

記事最上部の衣装クレジット:シャツ¥26,400、ショートパンツ¥20,900(共にデザイナーズ リミックス/コロネット)、イヤーカフ¥26,400、ネックレス¥26,400(共にマリア ブラック×チノ フォー デミルクス ビームス/ショールーム セッション)

いかがでしたか? 次回はメイクアップ編をお届けします。

photograph:SAKI OMI[io](model), KAZUKI TAKAHASHI[KONDO STUDIO] / styling:KASUMI KATO / hair & make-up:TOMOKO OKADA[TRON] / model:RENA TAKESHITA / text:RINA ISHIBASHI

otonaMUSE 2022年3月号より

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