岡田知子さんが指南!
ミューズ的2022洒落顔メソッド5
【ベースメイク編】
私たちが求めているのはいつだって洒落顔。刻一刻と変化するトレンドのエッセンスを加えながら大人の洒落顔を導き出してくれる美のスペシャリスト、岡田知子さんに2022年の目指すべき「洒落顔」の正解を提案していただきました。数々のコスメから岡田さんが選び抜いたマストハブと共にじっくりお届けします。
1 BASE
「上質な下地」を使うことが
美肌作りの最短ルート
ミューズ世代が選ぶべき下地はプラスワンの機能を搭載したハイスペックなもの。「いい下地を仕込んでおくと、重ねるファンデが少量で済む。厚塗りにならない=表情がフレッシュに映ります。肌になじませるときの摩擦によるダメージを避けるという意味でも、“美白+エイジングケア”みたいに1つで2つ以上の機能があるのは助かりますよね」(岡田さん、以下同)。顔全体だけでなく首まで伸ばして。
2 FOUNDATION
小顔見せもメリハリも叶える!
「ファンデ」は2色使いを
年齢とともに骨格や肌が落ちて広がる顔の余白をタイトに仕立てながら立体感を演出してくれるファンデ2色使いは、今すぐマスターするべし。「首の付け根と同じ色のファンデを顔の中心に、それよりワントーン暗いシェイドを輪郭部分になじませてあげると、極めてナチュラルに輪郭をシャープに見せることができます。同じテクスチャーのもので濃淡をつけるから自然な仕上がりが狙えるのもいい」
3 CHEEK & HIGHLIGHT
「練り物」を制するものが洒落顔を制す!
チークもハイライトも練り物を味方につけた方が大人は断然キレイになれると語る、岡田さん。「上質なツヤが肌印象を一瞬で引き上げて、みずみずしさをもたらしてくれるところが最大の魅力。素肌の一部になりすまして血色感やメリハリを演出できるのに、時間の経過とともに毛穴や小ジワの隙間に入り込んでしまうリスクが少ないのもいいですよね。ちょっと感覚的な話ですが、豊かな生活を楽しんでいるムードが漂うところも素敵」
4 POWDER
ツヤとテカリは紙一重。
それでも「ツヤ」は大人の味方
大人になるとツヤとテカリは正直紙一重。でも、いくらテカリたくないからといってマットに仕上げると隠蔽感のある厚塗りの肌になってしまうのでご用心。「過剰にたたき過ぎたパウダーは小ジワに入り込んでヨレてしまう恐れがあるので、多少物足りなくてもミニマムにのせるのが正解。テカると確実に老け込む小鼻の脇、人中、フェイスラインだけにできるだけうすーく重ねましょう。その他のテカリはツヤにカウントする勇気を持って」
5 CONCEALER
クマは隠さなくてもイイ⁉
「コンシーラー」はメイクの仕上げに
「クマはコンシーラーで隠すほど厚塗りになって、いつしかそのメイクに目が慣れてしまう。そのクセがより表情を老けさせてしまうから、メイクの最後にするのが大人の鉄則。メイクを進めていくと『ハイライトやチークで意外にカバーできてるじゃん』と気付くケースがほとんどなんです。色のトーンをコントロールできるパレット系で適材適所のカバーを心がけて」。大きいシミやニキビなど顕著なトラブルは最初にカバーしてOK。
いかがでしたか? 次回はメイクアップ編をお届けします。
photograph:SAKI OMI[io](model), KAZUKI TAKAHASHI[KONDO STUDIO] / styling:KASUMI KATO / hair & make-up:TOMOKO OKADA[TRON] / model:RENA TAKESHITA / text:RINA ISHIBASHI
otonaMUSE 2022年3月号より