BEAUTY

眉で遊び、目元はヌケ感。
2022年オトナの「洒落顔」メソッド

私たちが求めているのはいつだって洒落顔。刻一刻と変化するトレンドのエッセンスを加えながら大人の洒落顔を導き出してくれる美のスペシャリスト岡田知子さんに、2022年の目指すべき「洒落顔」の正解を提案していただきました。数々のコスメから岡田さんが選び抜いたマストハブと共にじっくりお届けします。
ベースメイク編はこちら

1 EYEBROW
「眉」を髪色に合わせる時代は終了。
もっと自由に遊ぶべし!

髪色と眉の色は合わせるのが常識だと思い込んでいるあなたは、今こそステレオタイプを打ち破るとき。 「黒髪の人がパープルやグレーの眉にしてたら最高にクールだし、ブラウンヘアの方がピンクやモーヴの眉にしてるのも上品さの中にスパイスがきいていて素敵だと思います。ベースのパウダーと眉マスカラの色も必ずしも合わせる必要はない。あえて違う色を組み合わせることで眉に立体感を演出できたりするから、心のままに楽しんで」(岡田さん、以下同)

上から時計回りに:ピンクのニュアンスが眉を優し気にふんわり。ニュアンスブロウパレット 02 ¥3,520(ジルスチュアート ビューティ)、ハイセンスなモーヴ系。エクセル スタイリング パウダーアイブロウ SE04 ¥1,430(常盤薬品工業)、グレー×パープルがモードなムード。アイブロウ コンパクト 05 ¥4,950(アナ スイ コスメティックス)

右から:極細ブラシが繊細なカラーリングを叶える。アッシュベージュ。アイブロウマスカラマイクロ 005 ¥3,080(アディクション ビューティ)、スタイリッシュなパープル。アイブロウ カラーマスカラ 05 ¥4,180(アンプリチュード)、ヴィンテージライクなテラコッタ。ムースブロウマスカラ 09 ¥2,420(ジルスチュアート ビューティ)

【アンダーラインを直線にすべし!】パウダーをブラシに取って眉のアンダーラインをまっすぐとる。その後、まばらな部分をふわっと埋めてあげると描いているのではなく生えているような仕上がりに。シルエットは少し太めが◎。

2 EYE SHADOW
落ちくぼむ瞼には
主張しないくらいの「輝き」がちょうどいい

アイメイクでつい気合を入れたくなるアイシャドウはサラッと控えめが令和のファイナルアンサー。 「さり気ないパール感のブラウンやベージュをアイホールにカジュアルになじませて、まぶたをツヤっぽく見せながらナチュラルな陰影を授けて。オフィスなどに足を運ぶ日は、ここに黒や茶のマスカラを塗れば印象がカッチリ。カラーマスカラやラインで遊ぶ日は、まぶたのヌケ感がオツに映ってかっこいい!」

右から:スキニーピンク。パウダーとは思えないほどしっとり密着。ヴォランタリー アイズ 34 ¥2,200(セルヴォーク)、クリーミー マットなシャンパンホワイト。デザイニング ペンシル 01 ¥2,970(スナイデル ビューティ)

3 MASCARA
カラーは「軸モノ」で遊ぶのが
失敗しない秘訣です

春はアイシャドウが百花繚乱。キャッチーなカラーが目の前に広がるとつい手を伸ばしてしまいたくなるけれど、そこはグッと堪えるのが洒落顔へのルート。 「大人のカラーメイクはカラーマスカラやカラーライナーで取り入れるのが正解です」。塗り方はジュエリー感覚でミニマムにするのがスタイリッシュ。「マスカラは上まつ毛だけ塗って下は放っておく方がヌケ感が出るし、カラーラインは目尻だけにきかせるくらいがハイセンス」。 肌に近い色は印象がぼやけて老け込むので避けるようにしましょう。

右から:艶めくブルーバイオレット。ボリュームと長さも欲張れる。エクストラロング カラーマスカラ EX-01 ¥4,840(アンプリチュード・数量限定品)、ドラマティックなベリー。ハイボリュームマスカラ EX-01 ¥3,850(RMK Division・数量限定品)、パールを秘めたグリーン。アートエクスプレッショニストマスカラ 06 ¥4,400(THREE)

4 LIP
遊びのトレンドと、アイコニックな赤。
マスクの下でも「リップ」を

マスクをして外出するのが当たり前の毎日でも、食事などで外す瞬間のため、そして何より、自分のテンションを上げるためのリップはマスト。 「ぱっと見でキャッチーな上にフォーマルなシーンでも大活躍のディープカラーとエターナルなレッドを1本ずつ持っていれば毎日おしゃれな顔つきでいられる。レッドは塗り方次第でクラシカルにもカジュアルにも振れるところが最強です」

トップス¥46,200(シシ)、片耳ピアス¥49,500(オー/ハルミ ショールーム)

右から:シックなバーガンディ。透け感が印象を軽やかに。ルージュ ココ ボーム 924 ¥4,730(シャネル)、芯の強さを感じるブラウンレッド。生っぽいツヤ感が新鮮。ザ リップカラー 05 ¥3,850(RMK Division・3/4発売)、シロップみたいにメルティなブラウンレッド。ケア効果も。ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ 6 ¥4,730(イヴ・サンローラン・ボーテ)

キャミドレス¥26,000(ルシェルブルー/ルシェルブルー総合カスタマーサービス)

右から:ベルベットからインスパイア。ルージュ ディオール 999V ¥4,950(パルファン・クリスチャン・ディオール)、スタイルを感じるディープレッド。ルージュ ピュールクチュール 21 ¥4,730(イヴ・サンローラン・ボーテ)、ルミナスマットな真紅。ルージュ アリュール ヴェルヴェット ラ コメット 138 ¥5,390(シャネル・限定品)

5 DETAILS
ネイルや髪etc.
「細部」の手入れは、たまには他人に委ねて

年齢を重ねるとともに清潔感が一層大切になってくるからこそ、指先やヘアのディテールはパーフェクトにしておきたい。 「ケアをきちんとしているささくれのない手元の方がネイルカラーが格段に映えますよね。サロンでヘッドスパやトリートメントをしてもらうと髪がヘルシーに弾んで、メイクも見違えてくるから、時にはプロの手に委ねるのがオススメ。リフレッシュもできて一石二鳥」

ヘアメイクアップアーティスト・岡田知子さん/パーソナリティや年齢を鑑みながら圧倒的にスタイリッシュな顔つきを提案してくれるセンス、ロジック、手腕に惚れ込む人が続出。本誌をはじめあらゆるメディアや広告から引く手あまたの存在。

いかがでしたか? 次回は岡田知子さんの美と向き合う姿勢など、知ったその日からキレイになれる珠玉の言霊をお届けします♡

photograph:SAKI OMI[io](model), KAZUKI TAKAHASHI[KONDO STUDIO] / styling:KASUMI KATO / hair & make-up:TOMOKO OKADA[TRON] / model:RENA TAKESHITA / text:RINA ISHIBASHI

otonaMUSE 2022年3月号より

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