BEAUTY

思春期、性成熟期、更年期、老年期。
変化し続ける女性のカラダの悩みに
医師がケア&診察を提案します!

年齢や環境などによって、移ろいゆく女性のカラダの変化や悩み。それらを把握し、コントロールできれば、どれだけ日々の生活は楽になるのだろうか。 そこでW CLINIC総院長足立真由美先生と婦人科医宮崎綾子先生が、女性のライフステージごとに起こりうる悩みに寄り添うケア&診療を提案。ヘルスリテラシー向上をサポートします!

W CLINICが推奨する
ライフタイムジャーニーって?

女性が一生のうちに思春期〜老年期といったライフステージを歩んでいく道のりのこと。それぞれのライフステージにおけるカラダの変化や悩みに応じた、ケアや診療が求められています。自分のカラダの状態や変化することを知り、それを理解し、その情報を活用することが、ヘルスリテラシー向上に繋がります。

子どものカラダから
大人のカラダへと変化する
初潮後の「思春期」

□初潮&おりものに関する悩み 初潮は平均11〜13歳に訪れているとされています。思春期はホルモン分泌が安定しておらず、生理やおりものの量、周期もまだ不安定。個人差はありますが、生理を迎えてから安定するまでに3年程度の時間を要します。思春期特有の悩みやカラダに過度のストレスがかかる運動、ダイエットも性機能に大きな影響が。 □包括的性教育 今までの「性教育」とされてきた生理・排卵・妊娠の仕組みを知るだけではなく、ジェンダー平等や性の多様性を含む人権尊重、そして健康と幸福の在り方を基盤とした性教育。学校だけの性教育ではなく、過程が性教育の最初の場になることが重要。 □HPVワクチン 子宮頸がん発症の主な原因である発癌性ヒトパピローマウイルス(HPV)感染を予防するワクチン。初交前に接種することで、予防率はガーダシルで約65%、シルガード9で約90%。小学校6年生〜高校一年生の女子は無料で接種が可能に。子宮頸がんは予防できるがんなので、HPVワクチン+定期的な子宮頸がん検診が必要。 □ニキビケア 9〜18歳頃に子どもから大人のカラダへと変わる第二次性微によるホルモンバランスの変化によってできる赤みのあるニキビ。ホルモンが皮脂の量を増やし、その皮脂が毛穴を詰まらせ、ニキビの原因に。体質に合わせた漢方薬処方や外用薬で治療を。初潮以降の女子は、ピルの内服が有効な場合も。

性的にもっとも成熟する「性成熟期」

□PMS・月経異常 生理痛やPMSが辛く、普段の生活に支障をきたす場合、婦人科系の病気が潜んでいる場合もあるので、まずは婦人科に相談を。大きな病院でなくとも、それらのトラブルはホルモンバランスの乱れが要因のことも多いため、変動をフラットにするピルやミレーナを取り入れるという選択肢も。 □しみ・肝斑 ホルモンバランスが崩れると、メラノサイトが活性化されシミの原因である黒色メラニンを多く作り出してしまい、シミや肝斑に。肝斑の場合は、レーザー治療の選択を間違えると、悪化させてしまう場合があるので、カウンセリング&内服・服用のフォローをしっかりしてくれるクリニックへ。▶︎▶︎PTPトーニング 初回 ¥13,200※トランサミン1カ月付き、ピコトーニング 初回¥22,000 □小陰唇縮手術・処女膜切開 小陰唇が大きく、挟まって痛い、不衛生といった悩みや、左右差や形のコンプレックス、セックスの邪魔になるといったケースがあったり、性交痛や性交障害の一因に処女膜(膣の入り口にある粘膜のひだ)の硬さがあったりする場合も。まずはカウンセリングで相談を。 □膣のゆるみ&黒ずみ 性的な満足度の低下、尿漏れや湯漏れなどは、出産や加齢、肥満や姿勢の悪さなどが主な原因。特に出産で膣壁や膣の周囲の筋肉が引き伸ばされた場合のゆるみは、トレーニングで改善するのが難しいこともあるため、インティマレーザーによる引き締め治療がオススメ。このレーザーはホワイトニングにも使えるため、黒ずみを改善したい場合にも効果的。▶︎▶︎インティマレーザー 1回¥107,800〜、インティマホワイトニング 大陰唇 初回¥44,000 □妊娠に向けての検査 一般的に“ブライダルチェック”と呼ばれる経膣エコーや子宮頸がん、おりもの、感染症などの検査。その他にも排卵チェック、卵巣の中に卵子がどのくらい残っているのかを知るAMH検査など、無症状の場合でも1〜2割に疾患が見つかる場合があるので、まずは自分のカラダを知ることから。 □性感染症・HPV感染 性感染症を放置することは、重篤化や感染の拡大、さらには将来妊娠しにくいカラダに繋がることも。また、子宮頸がんを発症させるHPV(ヒトパピローマウイルス)は、性行為の経験があれば、誰でも感染する可能性があります。通常は自己免疫によって排除されるものの、サイド感染する場合があるので、感染していない間にHPVワクチン接種と、定期的な子宮頸がん検診が必要。

エストロゲンの分泌が乏しくなる
「更年期・老年期」

□エイジングケア 体力がなくなってきたと感じたり、肌のキメやツメが衰えてきた‥‥。そんな場合、点滴や注射といった中からのケアもオススメ。注目はハーバード大学医学部の研究で若返り効果が発見されたNMN点滴と、免疫力、代謝UPの効果があるとされるプラセンタ注射。▶︎▶︎NMN点滴 100mg 初回¥29,800、プラセンタ注射 10アンブル¥12,100 □更年期障害 ほてりやのぼせなどのホットフラッシュや発汗、動悸やめまい、冷えやメンタル的な落ち込みなど、更年期障害の症状には個人差があります。加齢だけではなく、ホルモンバランスの乱れ、日々のストレスやもともとの性格なども影響しているので、不調を感じたら早めに相談を。症状に応じて、ホルモン補充療法や安定剤、漢方やエクオール、プラセンタ点滴、ヨガなどの改善法を提案します。 □GSMケア 更年期以降の女性ホルモン低下に伴う、外陰部や膣の萎縮症状のことをGSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)と言います。乾燥や頻尿、性交痛などが主な症状。まずはでチケートゾーン用ホームケアやホルモン剤(内服・外用剤)を使用。改善されない場合は、膣・尿道粘膜を若返らせるインティマレーザーといった選択肢も。 □骨盤臓器脱 骨盤内の臓器(子宮や膀胱、直腸など)が下垂したり、膣から飛び出してくる疾患。これらの臓器は骨盤底筋群によって支えられているものの、出産や加齢などによって筋肉が傷ついたり伸びてしまうと、臓器を支えられなくなってしまいます。日頃からの筋トレも必要ですが、座るだけで骨盤周辺の筋肉を鍛えられるマシンも登場しています。▶︎▶︎スターフォーマー 初回¥22,000
お話を伺ったのは
足立真由美先生

医療法人凉葵会 理事長・W CLINIC 総院長 足立真由美先生
PROFILE_形成外科医、美容皮膚科・美容外科医としての経験を活かし、“美は健康な身体から”をテーマとした「W CLINIC」を大阪に開院。医療行為だけではない、からだ本来の健やかで美しい状態を提唱しホリスティック医療を取り入れた多彩なアプローチで最新の美を提供。

足立真由美総院長ののインスタグラムはこちら

W Femina Ckinic 産婦人科医長 宮崎綾子先生
PROFILE_日本産婦人科学会 産婦人科専門医・日本女性医学会認定女性ヘルスケア専門医。“もっと身近な婦人科”を目指して日本の女性の婦人科との向き合い方からの変革を啓蒙。

宮崎綾子先生のインスタグラムはこちらW CLINIC

※施術メニュー名は、W Clinic及びW Femina Clinicのものです(2022年1月調べ)。
クリニックや機械によって名称や金額に差があります。

Illustration:AKIKO HIRAMATSU / text:EMI TANIGUCHI

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