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期待の若手女優ミリー・オールコックが“ゲースロ”の前日譚『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を語る

GOTファンの方、お待たせしました

Milly Alcock 2000年4月11日、オーストラリア・シドニー生まれ。2014年にTVシリーズ『Wonderland』でデビューし、オーストラリアをベースに俳優として活動。本作でグローバルデビュー。

2019年に惜しまれつつ全シーズン終了したドラマ“ゲースロ”こと『ゲーム・オブ・スローンズ』。テレビ界のアカデミー賞、エミー賞を史上最多の59賞獲得し、世界中に「ゲースロファン」を生み出した超巨大タイトルは、その後いくつかのスピンオフや新シリーズの噂が流れては消えていました……が! できちゃったんですよ、新シリーズ。それが『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』。ゲースロの世界だけど、あれよりも200年前を舞台にした前日譚という設定で、ドラゴンを操って大陸を支配するターガリエン家のお家騒動を描きます。「ゲースロを観るより先に、このドラマのパイロット版台本を読んだのよ」というのは、本作の中心人物レイニラの若いころを演じているミリー・オールコック。 「脚本を読んでも、最初全く理解できなかった。だって、すごく複雑な人間関係だし、ファンタジーの世界が舞台だし、おまけに独自の言語まで出てくるでしょ? 理解するためには3回読まないとダメだった。だけど、理解できたときには、もうどっぷりこの世界にはまってたわ。ドラゴンが出てきたり、アクションが多かったりするけれど、結局は家族のドラマ。特に女性は共感できるストーリーになっていると思う」 ゲースロと同じ世界で時代だけが違うので、出てくる人物のファミリーネームや地名はゲースロと同じ。おまけにベストセラーの原作があるので、エピソードゼロ的なスピンオフ作品に多く見られる、とってつけたような話ではありませーん。 「いわゆる家父長制、保守的な考え方をもった家族のお話だから、皮肉にも今の時代にある問題を映し出す鏡のような作品でもあるの。私が演じたレイニラは、男性だけが継承できる王位を持つ一家で女性として生まれてきてしまった。でも、じつは誰よりも王に向いていて、彼女自身もそれが分かってるだけに、男性として生まれてこなかったことに葛藤してるキャラクター。おそらく現代を生きる女性が一度は感じたことがある、男の優位性について改めて考えさせられると思うわ」

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』

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story ドラゴンを操ることができ、ウェスタロス大陸を支配する王家ターガリエン。ヴィセーリス王(P.コンシダイン)は、次に鉄の王座を担うのは男性のみと考えているが、王位継承権を持つ弟デイモン(M・スミス)は不遇。一方、彼の第一子の王女レイニラ(M・オールコック)は、保守的な一族に反し、統治への野望を燃やしていた。
監督:ミゲル・サポチニク ほか/出演:パディ・コンシダイン、ミリー・オールコック、マットスミス ほか/配信:現在、U-NEXTにて独占配信中

text:MASAMICHI YOSHIHIRO

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