ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ～。

★汚れ役のブラピが好きな方へ★ 試写で観たし、記事にもしたので、もう観ないでけっこう。という映画はわりとたくさんあるんですが、そんな中でもおかわりしたくなるものはありましてな。シンプルに面白すぎたかあたしのタイプの映画だったか、というもの。そして、「これ、フォーマット替えて観たらおもしろそ～」というもの。今回おかわりした『ブレット・トレイン』は後者の方ですわ。 なんでフォーマットを替えて観たいか、ですよね。それは、ブラピのシワを数えたいから！　目当てはアクションシーンだと思ったでしょー。ノンノン。名だたる男性ファッション誌の表紙をいまだに飾るイケオジの代名詞ブラピですよ。だって、あの人ってずっとイケてるの、奇跡じゃない？　ハリウッドのあのクラスのスターになると、お直しとか路線変更とかいろいろあろうものだっていうのに、ブラピはブラピそのまんま。もはやこれって奇跡なわけですよ。あ、もうひとり奇跡いたわ。トム・クルーズ。でも、あの人は「体を張る」という特技でキャリアを別のステージに持っていったからちょっと違うか。 ブラピってそもそもの仕上がりが素晴らしいんだけど、あのスタイルをキープして、お顔もお直しナシで、それでイケてる年齢の重ね方をしているのがミラクルなんですね。それをドアップで見たい。なんなら、彼の動きと同期するMX4Dで観ちゃいたい。それがおかわりの理由でした。 いやー、観て正解だったわ。シワは無数にあるし、彼の元スタントマンが監督なだけに無茶なアクションも大量にやらされてガチできつそうな顔しているし、やっぱりアラ還らしいのよ。これはアップで観ないと実感持てなかったわ～。しかも、ブラピが個人的にお好きな汚れ役（ファンの方々が求めている姿を最後に観られたのは『ワールド・ウォーZ』か『ベンジャミン・バトン』あたりかしらね……）。お好きな方にはたまらんの。あ、作品自体はツッコミどころ満載の高級なB級映画なので、A級の深みとか求めちゃダメよ。