CULTURE

よしひろさん、「昨日なに観た?」
『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』

ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ~。

『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』

監督:サイモン・カーティス/出演:ヒュー・ボネヴィル、ミシェル・ドッカリー、マギー・スミス、ヒュー・ダンシー ほか/配給:東宝東和/公開:現在、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー中(125分)©2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

★前回のあたしの記事でちゃんとご覧いただいた方へ★ 前回紹介した劇場版『ダウントン・アビー』。ご覧いただけたかしら? というか、ドラマ版『ダウントン・アビー』も観てくれてたらうれしいんだけど。その続きでご覧いただきたいのよね、あたしが3回おかわりしている『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』。今公開中だけど、そろそろ終わっちゃう劇場もあるからお早めによ! こんだけ登場人物が多くて、物語も複数が同時進行する群像劇で、あたしがおかわりしている理由。それは、ひとえに「執事のバローさん、恋の行方は!」パート! 最高なのよ~。 前回記事で紹介した劇場版第一弾も、じつは影の主役はバローさん。王様がダウントンに来ちゃうよ、うきゃー! と大騒ぎの裏で、バローさんと王様おつきのエリスさんとのウフフな関係が描かれておりましてな。最高のコーなオチで、映画そのものをバローさんが持っていってしまうという事件が起きましたでしょ? 『~新たなる時代へ』では、あれの続きが、まさかの冒頭から! エリスさんが結婚!? でも、バローさん傷つかない!? それどころか、「僕は彼のように自分にうそをついて生きるなんてできないから……」的な間合いったらも~! この冒頭だけでも劇場に行く価値ありですのよ。しかもですよ。今回も終盤でバローさんのその後を想起させるエピソードがオチとして使われていまして。それがまさに「新たなる時代へ」なの! いや、他のエピソードも新時代への一歩、ってオチがあるんだけど、バローさんのインパクトにはかないません。 はい、ここで朗報。未見でドラマ版はさすがにチェックできんわ……という方、なんと「全6シーズン約3,086分を10分でおさらい!」という、公式さんしかできないおまとめ映像がありますのよ。こちらもぜひ。

無声映画からトーキーへ、の新たなる時代も描かれるんですー

フランスのヴィラ、マジ豪華(実在してます)

これがバローさん

『ダウントン・アビー』を約10分でおさらい!

よしひろまさみち 
オトナミューズのカルチャーページ編集担当&映画ライター。おバカなコメディからおマジメ社会派まで幅広くカバー。ほんとにおもろいもんしか紹介しません。

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