寒い冬は室内で映画鑑賞! ダークヒーロー大暴れの大作映画から、アカデミー賞狙いのネトフリ作品、ワインのドキュメンタリーまで。
12月のよしひろさん推薦映画9本!
ドウェイン・ジョンソンが強過ぎて笑えます
『ブラックアダム』
筋肉モリモリの肉体と繊細な芝居のバランスでハリウッドでは引っ張りだこのドウェイン・ジョンソンが、念願の企画を実現しました。それが『ブラックアダム』。ブラックアダムは、バットマンやスーパーマンなどを有するDCコミックのキャラクターのひとりで 、めちゃくちゃ強いダークヒーローです。ぶっちゃけ、ドウェインがこの手の役をやるとしたら、強過ぎるくらい強くないとね......と 思っていたところ、その期待以上の強さ。登場して即、触るもの皆吹っ飛ばす勢い。彼に対抗して現れるスーパーヒーローチームの手に負えないくらいの強さを見せてくれます。これくらいハチャメチャなキャラとアクションだと、むしろ物語必要ないんじゃないか、ってくらいに楽しい!(いや、物語もちゃんと面白いんですけどね) な〜んにも考えずにスカッと楽しみたい人にはジャストな超大作。ぜひとも劇場の大スクリーンで!
ネトフリ、アカデミー賞を狙ってます
『バルド、偽りの記録と一握りの真実』
『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
『グッド・ナース』
Netflixの映画が妙に熱い! というのも、アカデミー賞狙いのパワフルな作品が続々配信開始されるから。共にオスカー監督&メキシコ映画界の巨匠、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥとギレルモ・デル・トロが揃って新作『バルド、偽りの記録と一握りの真実』と『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』を発表したほか、オスカー俳優のエディ・レッドメインとジェシカ・チャスティ ンが共演という作品『グッド・ナース』も。これは今のうちにチェックして、来年のアカデミー賞の話題に備えるべき。特にトロたんの新作は、コマ撮りアニメでグロ可愛くて、よしひろお気に入りです。
パーティシーズンだけに
海外のワインのお勉強
パーティシーズンに欠かせないワインですが、その裏側を知っておけばもっと楽しめるかと。なんと今、 海外ワインのドキュメンタリーが3本も公開中&公開予定なんです。フランス・ブルゴーニュを舞台にした 『ソウル・オブ・ワイン』、じつは世界最古のワイン産地のひとつというレバノンを映した『戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン』、そしてワインのない国からやってきた人達がワインの本場フランスでコンテストに挑んだ『チーム・ジンバブエのソムリエたち』。どれもめちゃくちゃためになりますよ〜。
日本のワインも負けてません
『シグナチャー〜日本を世界の銘醸地に〜』
昔、日本のワインといえば“美味しくない”とされていましたが、じつは最近は海外ワインに負けてませんのよ。その道を切り開いたのは、醸造家の麻井宇介さんと彼の弟子、安蔵光弘さん。彼らの半生を描いた伝記的な映画『シグナチャー〜日本を世界の銘醸地に〜』が公開中です。日本でのワイン造りがいかに苦労の連続だったか、そしてこの30年でどれだけの進歩があったかを知ることができますよー。
ビッグアーティストのドキュメンタリーも
『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』
時代を超えて愛される音楽ユニット、ビー・ジーズ。ロック&ポップ全盛の70〜80年代に、ダンサブルな楽曲群を音楽映画のサウンドトラックに提供し、一世を風靡した彼らの素顔に迫るドキュメンタリー映画『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』が公開中です。ジャンル音楽にこだわらず、名曲の数々を生み出した彼らの成功の裏には葛藤だらけの日々があったことが描かれています。なんと字幕監修は、これまたビッグアーティストの吉田美奈子さん!
selection&text:MASAMICHI YOSHIHIRO