CULTURE

寒い冬は室内で映画鑑賞! ダークヒーロー大暴れの大作映画から、アカデミー賞狙いのネトフリ作品、ワインのドキュメンタリーまで。
12月のよしひろさん推薦映画9本!

ドウェイン・ジョンソンが強過ぎて笑えます
『ブラックアダム』

筋肉モリモリの肉体と繊細な芝居のバランスでハリウッドでは引っ張りだこのドウェイン・ジョンソンが、念願の企画を実現しました。それが『ブラックアダム』。ブラックアダムは、バットマンやスーパーマンなどを有するDCコミックのキャラクターのひとりで 、めちゃくちゃ強いダークヒーローです。ぶっちゃけ、ドウェインがこの手の役をやるとしたら、強過ぎるくらい強くないとね......と 思っていたところ、その期待以上の強さ。登場して即、触るもの皆吹っ飛ばす勢い。彼に対抗して現れるスーパーヒーローチームの手に負えないくらいの強さを見せてくれます。これくらいハチャメチャなキャラとアクションだと、むしろ物語必要ないんじゃないか、ってくらいに楽しい!(いや、物語もちゃんと面白いんですけどね) な〜んにも考えずにスカッと楽しみたい人にはジャストな超大作。ぜひとも劇場の大スクリーンで!

story 太古の昔から続くある街。5000年前に登場し、こつ然と姿を消したとされる救世主が、ひょんなことで蘇ってしまう。ところがそれは救世主どころか破壊神。人類の脅威ともなりうる彼を止めるため、スーパーヒーローチームが派遣されるのだが......。
監督:ジャウム・コレット=セラ/出演:ドウェイン・ジョンソン、オルディス・ホッジ、ピアース・ブロスナン ほか/配給:ワーナー・ブラザース映画
© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics

『ブラックアダム』

ネトフリ、アカデミー賞を狙ってます
『バルド、偽りの記録と一握りの真実』
『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
『グッド・ナース』

Netflixの映画が妙に熱い! というのも、アカデミー賞狙いのパワフルな作品が続々配信開始されるから。共にオスカー監督&メキシコ映画界の巨匠、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥとギレルモ・デル・トロが揃って新作『バルド、偽りの記録と一握りの真実』と『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』を発表したほか、オスカー俳優のエディ・レッドメインとジェシカ・チャスティ ンが共演という作品『グッド・ナース』も。これは今のうちにチェックして、来年のアカデミー賞の話題に備えるべき。特にトロたんの新作は、コマ撮りアニメでグロ可愛くて、よしひろお気に入りです。

Netflix 映画『バルド、偽りの記録と一握りの真実』
story ジャーナリストでドキュメンタリー映画作家のシルベリオ(D・G・カチョ)は、大きな賞を受けるために母国のメキシコへ。その道中、彼は自分の家族との関係や、過去に犯した問題に向き合うことに......。
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ/出演: ダニエル・ヒメネス・カチョ ほか/配信:現在、Netflixにて独占配信(一部劇場で現在公開中)
© Netflix

Netflix 映画『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
story ゼペットじいさんが作り、命が宿ってしまった操り人形ピノッキオ。彼は本物の人間になりたいと願い、苦難の冒険に乗り出すことに。
監督:ギレルモ・デル・トロ、マーク・グスタフソン/声の出演:グレゴリー・マン、ユアン・マクレガー ほか /配信:現在、Netflixにて独占配信(一部劇場で現在公開中)
© Netflix

Netflix 映画『グッド・ナース』
story シングルマザーの看護師エイミー(J・チャスティン)は、心身共に限界間近。そんなとき、彼女の部署に親切な同僚チャーリー(E・レッドメイン)が配属され、彼らの仕事環境は一気に改善する。だが、そんな折、患者の突然死が相次ぐように......。
監督:トビアス・リンホルム/出演:ジェシカ・チャスティン、エディ・レッドメイン ほ か/配信:現在、Netflixにて独占配信中
© Netflix

ネットフリックス

パーティシーズンだけに
海外のワインのお勉強

パーティシーズンに欠かせないワインですが、その裏側を知っておけばもっと楽しめるかと。なんと今、 海外ワインのドキュメンタリーが3本も公開中&公開予定なんです。フランス・ブルゴーニュを舞台にした 『ソウル・オブ・ワイン』、じつは世界最古のワイン産地のひとつというレバノンを映した『戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン』、そしてワインのない国からやってきた人達がワインの本場フランスでコンテストに挑んだ『チーム・ジンバブエのソムリエたち』。どれもめちゃくちゃためになりますよ〜。

『ソウル・オブ・ワイン』
story ロマネ=コンティなど高級ワインの産地として知られるブルゴーニュ。そこで製法を守り抜く生産者達に密着し、偉大なワインが生まれる舞台裏をとらえたドキュメンタリー。
監督:マリー=アンジュ・ゴルバネフスキー/配給:ミモザフィルムズ/公開:現在、ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか全国順次ロードショー中
© 2019 - SCHUCH Productions - Joparige Films - 127 Wall

『ソウル・オブ・ワイン』

『チーム・ジンバブエのソムリエたち』
story ジンバブエから南アフリカに逃れた4人が、フランスで開催されるブラインドテイスティングの世界大会にソムリエとして初出場。ワインのない国出身の彼らの奮闘を追うドキュメンタリー。
監督:ワーウィック・ロス、ロバート・コー/配給:アルバトロス・フィルム/公開:現在、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー中
© 2020 Third Man Films Pty Ltd

『チーム・ジンバブエのソムリエたち』

『戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン』
story ワイン産地として5000年以上の歴史を持つレバノン。内戦などの不安定な状況 下でも、ワイン造りに取り組んだ11のワイナリーの人々に寄り添ったドキュメンタリー。
監督:マーク・ジョンストン、マーク・ライアン/配給:ユナイテッドピープル/公開:現 在、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー中

『戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン』

日本のワインも負けてません
『シグナチャー〜日本を世界の銘醸地に〜』

昔、日本のワインといえば“美味しくない”とされていましたが、じつは最近は海外ワインに負けてませんのよ。その道を切り開いたのは、醸造家の麻井宇介さんと彼の弟子、安蔵光弘さん。彼らの半生を描いた伝記的な映画『シグナチャー〜日本を世界の銘醸地に〜』が公開中です。日本でのワイン造りがいかに苦労の連続だったか、そしてこの30年でどれだけの進歩があったかを知ることができますよー。

story 1995年、ワイン造りを志す安蔵(平山)は、勝沼のワイナリーに就職する。そこで大先輩の麻井(榎木)と出会った彼は、どんどんとワイン造りの魅力に傾倒していく。
監督:柿崎ゆうじ/出演:平山浩行、竹島由夏、徳重聡、榎木孝明 ほか/配給:カートエンターテイメント/公開:現在、新宿武蔵 野館ほか全国順次ロードショー中
© 2021 Kart Entertainment Co., Ltd.

『シグナチャー〜日本を世界の銘醸地に〜』

ビッグアーティストのドキュメンタリーも
『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』

時代を超えて愛される音楽ユニット、ビー・ジーズ。ロック&ポップ全盛の70〜80年代に、ダンサブルな楽曲群を音楽映画のサウンドトラックに提供し、一世を風靡した彼らの素顔に迫るドキュメンタリー映画『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』が公開中です。ジャンル音楽にこだわらず、名曲の数々を生み出した彼らの成功の裏には葛藤だらけの日々があったことが描かれています。なんと字幕監修は、これまたビッグアーティストの吉田美奈子さん!

story バリー・ギブとその双子の弟ロビンとモーリスの3兄弟によるグループ、ビー・ジーズ。映画『ステイン・アライブ』などで大ヒット曲を持つ彼らの半世紀に及ぶ軌跡を描くドキュメンタリー。
監督:フランク・マーシャル/出演:バリー・ギブ、ロビン・ギブ、モーリス・ギブ、アンディ・ギブ ほか/配給:STAR CHANNEL MOVIES/公開:現在、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー中
© 2020 Polygram Entertainment, LLC – All Rights Reserved.

『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』

selection&text:MASAMICHI YOSHIHIRO

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