映画ライターよしひろさん推薦。
今月チェックしたいミューズなエンタメ5本!
01/久々のイベントレポしちゃいます
「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2022」
コロナ禍でリアルなイベントがなかった丸2年ちょい、ようやくイベントらしいイベントがあったので報告しちゃいます。『ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2022』では、2023年に創業100周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニーが2022年12月以降にリリースする劇場公開作とディズニープラス配信作を一挙に紹介。ディズニーの実写、ディズニー・アニメーション、ピクサー、マーベル、ルーカスフィルム、20世紀スタジオなどなどが、それぞれ公開予定の劇場用作品、配信作品をドドッと紹介。特に、実写版『リトル・マーメイド』のクオリティに腰抜かしました。マジすげえ......としか言いようのない歌唱シーンですのよ。ご期待。そして、配信用に製作されたアジアコンテンツの紹介がこれまたすごい。日本モノは『ガンニバル』ですが、韓国コンテンツの多いこと&ビッグタイトルなこと。だって、韓国だけでドラマとBTSやNCT127ほかK-POPグループのドキュメンタリーなど13タイトル!! おまけにスタジオ・ドラゴン制作×三池崇史監督のドラマ『コネクト』なんてビッグタイトルまでありまして。震えて待て、ってレベルなので乞うご期待。取材分はじわじわお出ししますわ。
02/大映の名作を一挙上映
大映創立80周年記念企画『大映4K映画祭』
世界の最大手が創業100周年なら、日本は老舗の大映が創業 80周年! それを記念して、大映映画の名作をどどーんと4K化してお祭り上映です。『雨月物語』など、メジャータイトルが世界中の映画祭で4K上映されて きましたが、今回は『大菩薩峠』シリーズなどの4K版初お披露目となるタイトルが8作追加、全28作品が美麗な映像で楽しめます。また連動企画『Road to the Masterpieces』では、4K化してないものの、スクリーンでの上映は何年ぶり? というレベルのカルト作品がてんこ盛り。古きよき日本映画の魅力にどっぷりよ。
03/カラオケの予約も忘れずに!
『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』
不世出の歌姫と呼ばれた名歌手ホイットニー・ヒューストン。彼女の伝記映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』が公開中。歌がうまい少女という街の人気者から、世界で愛される歌姫に成長するまでの彼女の軌跡が描かれています。当然のことながらヒット曲ばかりのサントラなので、鑑賞中にカラオケしたくてウズウズ。映画館に行く前に、カラオケの予約も欠かさずどうぞ。
04/世界に目を向けて
『戦場記者』
不穏な世の中だからこそ、世界に目を向けて、身近な不安の原因を知るのって大事。そう思わせてくれるドキュメンタリーが『戦場記者』。TBS特派員として世 界 中の戦地を報道する須賀川拓さんが、自分の足で稼いだ生の映像と現地の声にプラスして、それを報じるにあたっての苦労などを綴ったドキュメンタリーです。TBSの報道番組ではおなじみの彼だけど、番組中のほんの数分では語り尽くせない裏があるってことも見事に描出。ちょっとお勉強しちゃいましょ。
05/“君僕”公開から5年記念企画
『君の名前で僕を呼んで〜5th anniversary〜』
ティモシー・シャラメの美貌を世界中に知らしめ、ファンを熱狂させた『君の名前で僕を呼んで』の公開からはや5年。それを記念してのイベント『君の名前で僕を呼んで〜5th anniversary〜』が開催されます。日本語・日本人キャストによる朗読劇という新たな趣向で、この物語を反芻しましょ、というファンなら絶対に逃せない企画。映画を何度も観た人でも、新しい魅力に気づくことができるイベントです。
text : Masamichi Yoshihiro