CULTURE

よしひろさん、「昨日なに観た?」
『フェイブルマンズ』

フェイブルマンズ
ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ~。

『フェイブルマンズ』

フェイブルマンズ

監督:スティーヴン・スピルバーグ/出演:ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ、ガブリエル・ラベル、セス・ローゲン ほか/配給:東宝東和/公開:現在、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー中 ©2022 Universal Studios. All Rights Reserved.

★天才の頭の中を知りたい人へ★ やっぱ気になったのでおかわりしました、『フェイブルマンズ』。じつはこれを最初に観たのは昨年の11月くらいでして。そのあと、オスカーレースで大騒ぎになって紹介記事をたくさん書かせていただいたものの、「あれってどこで出てきたっけ?」とか、細かいところちょっと曖昧になっちゃった(老化現象)。おかわりしてみたら、最初に観たときに感じたことが、より鮮明になってきたのよね。 曖昧になった細かいところってのが、フェイブルマン少年が映画の面白さに目覚めて自主制作し始めるあたり。それがぜーんぶ、スピルバーグ先生の傑作と呼ばれている過去作につながってるのよね。何がどうつながってるかは観てからのお楽しみだけど、『激突!』から始まって『ジョーズ』、『レイダース/失われたアーク』、『ジュラシック・パーク』、『プライベート・ライアン』……などなど。これらがどうしてあーゆー映像になったのかってのが分かっちゃうわけ。これを解き明かすだけでも、何度でもおかわりできそう。だけど、早めに観ないと終わっちゃいます~。 あ、それと、やっぱりすごかったのは、セス・ローゲン。映画賞から完全スルーされてたけど、あれは彼じゃないとだめな役だったわ~。フェイブルマン少年のパパの親友、かつ、フェイブルマン少年のママの不倫相手。妙に明るくてユーモアセンスあってやさしくて、でもじつはちょっと立身出世欲あり、っていうあの役は、セスでぴったり。というか、最初に観たときはセスと気づけなかったほどだったのよ~(セス・ローゲンがどういう俳優か、ググってみて。代表作は超下世話系コメディ映画よ)。
フェイブルマンズ

映画作りにハマったフェイブルマンくん。ちなみに撮ってるのは戦争映画。

フェイブルマンズ

恋もするけど、やっぱ好きなのは映画!

よしひろまさみち
オトナミューズのカルチャーページ編集担当&映画ライター。おバカなコメディからおマジメ社会派まで幅広くカバー。ほんとにおもろいもんしか紹介しません。

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