脱・スマホ首のために星空を見て見よう。4月と5月に見えるオススメは?【星のソムリエ®︎ HARUKAの星空入門】
はじめまして! 星空準案内人のHARUKAです。
普段は、ファッションPR・ブランドディレクターとして活動をしていますが、プライベートでは星好きが高じて、星空準案内人として星空の魅力を周りに伝えています。ファッション業界に身を投じ、おしゃれをすることが好きな私は、着飾ってきらびやかな街に出ることも好きなのですが、一方で、ただぼーっと星空を眺める時間も至福のとき。東京の夜=星空って矛盾して聞こえるかもしれませんが、きらびやかな都会の夜景も、大自然の中の満点の星も、どちらも夜の暗闇でキラキラと輝いていて、とても美しいものです。ふと見上げた夜空に浮かぶ星のことを少しでも知っているだけで、日常がちょっぴり豊かな時間に。そんな星空の魅力を少しでも皆さんにシェアできたらと思っています。まずはごあいさつからスタートさせてください♡
星空案内人って、何者?
まずは、きっとみなさんが思っているであろう疑問、「星空案内人ってなんぞや?」の説明を。2003年からスタートした資格認定制度で、別名は「星のソムリエ®︎」。レストランにいるワインソムリエはお料理やお客様の好みに合わせてワインを選んでくれたり、 ときには場を盛り上げるお話をしてくれたりします。 同じように、星空案内人は、星空や宇宙の楽しみ方を教える人なんです。季節や場所によって見える星や星座は日々変わります。今の時期に見える星や星座を案内したり、好みに合わせて星空や宇宙の話をしたり。 周りにいる人に星空を楽しんでもらいたい、というおもてなしの気持ちから生まれた資格です。
私は、流れ星が見えるような星空の綺麗な田舎で育ち、小さいころから草の上やじゃり道に寝転んでひとりで星空を見るということが好きでした。 雪が深く積もる冬に、気づいたら何時間も外で眺めていたことも……笑。
星空案内人の資格のことは前から知っていたけれど、大学などに通ったりしなければならず、仕事や遊びに夢中で、興味があっても実際に行動に起こすまでは至りませんでした。 でも子どもが産まれて、子どもと一緒に星空を眺めながら「あの星は何?」って聞かれたときに答えてあげられたら、星空の楽しみ方を教えられたら、と思うようになり。……思ってからの行動は実に早かった! 今しかない、とすぐに講座に申し込み、家族にも協力してもらい、仕事と育児の合間を縫って大学に通いました。 子どもって本当に大人を成長させてくれますね。
星の歴史や文化、宇宙や星に関する天文学、星座のお話しなどの座学から、実際に星の見つけ方や望遠鏡の使い方などの実技も学びました。 私には難しい内容もあり睡魔が襲った日もありましたが、古代から人々に親しまれていたのにまだまだ未知のことが多い宇宙や星の世界に、私は魅了されっぱなしのとても楽しい時間でした。
そして、ついに資格を取得! 星空準案内人に認定されました。ちなみに、「準」が抜けたさらに上の、星空案内人の資格にこれから挑戦する予定です。この挑戦の様子もぜひ皆さんに共有できたらなと思っています。
スマホを置いて星空を見上げてみましょう。
4月~5月はあの超有名な星が見やすい!
前置きが長くなってしまいましたが、寒さも和らぎ夜の外が気持ちいい今! 見える星について少しだけご紹介。4月下旬~5月下旬ごろ、20時ごろの北の空には「北斗の拳」でもおなじみの北斗七星を見ることができます。北斗七星は北の空に一年中見つけることができますが、この時期は空の高いところにあるので、都心でも見つけやすいんです!
ぜひ夜道を歩いているときに、眠りにつく前に、少しだけ星空を眺めてみてください。 きっとそこには美しい星空の世界があなたを待っているはずです。スマホ首になっているそこの皆さん! 夜空を見上げるとすっごく気持ちがいいですよ。
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