CULTURE

今季のドラマ、注目は高畑充希? TVっ子エディター・マニタナオのドラマ放談 vol.6

TVっ子エディター・マニタナオのドラマ放談 vol.6

仕事柄、俳優さんのインタビューをさせていただく機会も多く、TVドラマのチェックは業務の一環。最近ではアマプラ、ネトフリで観られるオリジナル作品や韓国ドラマに押されてる感も多少ありますが、声を大にして言いたいのが「日本の地上波ドラマだって負けてないよ~🔥!」ってこと。そんなドラマ好きエディター・マニタナオが、あくまでも個人的な切り口とアングルでお届けするドラマ放談。今回は2023年春クールで注目しているこの作品にフォーカス!  ※よどみなくスラスラと語りたいゆえ、今回も俳優さんたち皆さん失礼ながら敬称略でやらせて下さいまし(あしからず)。

唐突ではありますが、声を大にして言わせていただきたい。
私は高畑充希が大好きです

……といっても、顔が可愛くて好きになった、とかその手の見た目スタートではなく(失礼承知)。出演作を観るたび、じわじわと好き度が増していき、気づいたときには結構なファンじゃん私、という具合。ここ語り出すと結構長くなってしまうので簡単にダッ!とお伝えさせていただくとですね。初めて彼女の存在にハッとしたのは、敬愛する坂元裕二脚本の名作ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016年)。主演の有村架純のライバル的役どころを演じていた彼女は、回を追うごとによさを発揮し「え、誰このコ。こんなコいた?」となったワケです。その後もドラマ出演は続き、翌年の『過保護のカホコ』(2017年)で本格的にココロ奪われ、いぶし銀のおじさま俳優の中に紅一点だった『メゾン・ド・ポリス』(2019年/※枯れ専好きにはたまらない一本ですよ~)は、もはや充希見たさに観ていたようなもの。さらに同年放送の『同期のサクラ』(2019年)で演じた、『過保護のカホコ』同様に風変わりなキャラクターも本当に見事でした。そして決定打となったのが、原田マハの美術小説をWOWOWでドラマ化した『いりびと-異邦人-』(2021年)。これは素晴らしかった。内なる強さを秘め、信念を貫く主人公の覚悟や誇りみたいなものをまざまざと見せつけられた全5話、毎回トリハダ立ってた。つまり、時間をかけて彼女のポテンシャルの高さにみるみる魅了されていった、リアルガチファンなワケです、ハイ。

てことで、今期は(産後6カ月、未だ自分時間ほぼナシ状態ゆえ)『unknown』一択でした。

『unknown』 毎週火曜夜9時/テレビ朝日

そもそも「秘密(unknown)を抱えた夫婦のラブサスペンス」というキャッチなので、秘密をたがいに隠しながら話進むのかな~なんて思っていたら、序盤3話くらいでメインの秘密については明らかになり、何となくの決着がついた。となると、今後の展開はサスペンス要素強めになっていくのか!? もしくはさらなる秘密があったり!? と思いのほかワクワクさせられてて、いい感じ♡

 

まさかの吸血鬼という(最近流行ってんの?的な)ファンタジー設定に多かれ少なかれ懸念もあったけれど、いざ観始めたらなんでしょう、拍子抜けするほど全然気にならない。何なら、吸血鬼ってのはむしろ比喩的で、要は自分たちと違うものを安易に差別するんじゃなく、理解して尊重しあってこその現代社会じゃないの? みたいな。そのへんの含みもあったりするのかな、て気もする(実際どうなんだろ?)。台詞に「メルカリ」とかフツーに出てきたりして、時代設定も完全に今、令和なう。私たちのリアルな日々と陸続きな感じで、ファンタジー要素ガッツリにも関わらず、これがすごく観やすい!

それに恋人役の田中圭とのラブラブっぷりが何やら好感度高くて、小っ恥ずかしくもならないし観てて全然嫌じゃない(笑)。そこ、個人的に恋愛モノ観るにあたって結構な重要ポイントだったりするのです。町田啓太とか、脇を固めるバイプレイヤー陣のキャスティングセンスも抜群にいい。個人的には、吸血鬼のパパ役に扮した吉田鋼太郎と、おまわりさん役の小手伸也に毎回グッときております。鋼太郎パパは、あの独特な存在感と舞台っぽい発声をいかした、いやアドリブでしょ絶対、と笑ってしまう伸びやかさで最高。名場面も多々。小手さんに関しては、今のところ見逃してほしくないシーンが3つ。まず第1話、Xデーという台詞に合わせてXポーズをする小手伸也。第3話、突如腹筋をはじめるチャーミングすぎる小手伸也。第5話、あのアニメの名キャラ・コロ助のモノマネをする小手伸也。ここで多くは語りませんので、ぜひ観ていただけましたら。

 

思いがけず友情出演のゲストも登場したりして、なんかもう情報量多めで確実に頭は忙しいんだけど。全体のベースにコミカルさがあるからか、情報処理の忙しささえも楽しめちゃうというかなんというか。回を重ねるごとに、これはちょっと新手の空気感をまとったドラマだなーと思えてきて、今期のチョイス当たりだわ♡ VIVA高畑充希♡ つーて、充希熱もさらに増し増しな私です~。みなさんもぜひ追いかけてみてくださいっ!

Profile
まにた なお/ファッションエディター。オトナミューズをはじめ、雑誌やアパレルブランドの広告などで企画ディレクション、編集、ライティングまで幅広く担当。プライベートでは一児の母として0歳の愛娘の育児に奮闘中。最愛のヴィンテージ服への欲求はひとまず封印。 Instagram @manico_70

text:NAO MANITA[BIEI]
illustration:YUKI HORIMOTO

SHARE

  • x
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • LINE

Pickup

Weekly ranking

VIEW MORE