CULTURE

ジェマ・アータートンが演じる
スパイ組織の紅一点、めちゃ強い

クリスマスイブ公開
『キングスマン』の新作!

ワイルドで突拍子もないアクションが魅力の『キングスマン』が帰ってきた。でもシリーズ3作目『キングスマン:ファースト・エージェント』は、過去2作の続きではなく、その前の話。英国のスパイ組織キングスマンの誕生を語るオリジンストーリーで、まったく新しいキャラクターが登場する。ジェマ・アータートンが演じるポリーも、そのひとり。

Gemma Arterton/1986年1月12日、イギリス生まれ。王立演劇学校在学中にテレビや映画や舞台で活躍。代表作に『人生はシネマティック!』(2016年)など。

『キングスマン』入門編としてもオススメ

「じつをいうと、脚本をもらった段階で、私は過去2作を観ていなかったの。新鮮な視点で入っていけたから、それはある意味よかったと思っている。その後で過去作を観て、脚本にあった内輪受けジョークを見逃していたことが分かったけどね(笑)。これまで『キングスマン』を知らなかった人にもすんなり入っていける今作は、入門編としてもオススメよ。もちろん、すでにファンだった人も満足してくれるはず」

表の顔は高貴なる英国紳士。裏の顔は世界最強のスパイ組織。

物語の舞台は、第一次大戦時のイギリス。 「役作りのために、あの時代の人々の身のこなしをリサーチしたわ。ちょっとマスキュランというか、シャープな感じなのよね。武器の使い方のトレーニングもあった。それに、戦い方のスタイルも独特なの」 そう聞いただけで、ポリーが強い女性であることは想像できるけれど、なんと彼女の職業はナニー(子どもの世話係)なのだとか。その部分でお手本にしたのは、おなじみのメリー・ポピンズ。 「メリー・ポピンズからはたっぷりインスピレーションをもらっている。ポリーも、メリー・ポピンズのようにやるべきことを要領よくきちんとやってみせる。何かを伝えるにしても、短い言葉で正確に伝える。ポリーはいわばワイルドなメリー・ポピンズよ(笑)」

過激なスパイアクションあり。そして熱い親子ドラマもあり。

かっこよくて優れたキャラクターも、思いきりかっこ悪い状況に遭遇したりするのも、『キングスマン』の楽しいところ。 「私がチーズまみれになるシーンがあるの。バカらしくて、あれは一生の思い出になると思う。そのチーズはカスタードから作られていて、実は結構美味しかったのよ(笑)」 『キングスマン:ファースト・エージェント』は、 12月24日より全国ロードショー!

story 1914年、キングスマンの構成員オックスフォード公(R・ファインズ)と息子のコンラッド(H・ディキンソン)は、世界大戦を企てた闇の組織を打倒することを心に誓う。彼らはナニーのポリー(G・アンタートン)の支えを受けて、真相に近づくが……。

監督:マシュー・ヴォーン/出演:レイフ・ファインズ、ジェマ・アータートン、ハリス・ディキンソン、リス・エヴァンス ほか/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン/公開:12月24日より、TOHOシネマズ 日比谷全国ロードショー
@2021 20th Century Fox Studios. All Rights Reserved.

text:Yuki Saruwatari / Photo:Charlie Gray

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