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よしひろまさみち

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世界的ベストセラーの長編SF小説『三体』全30話、年末年始に一気観しよ!【よしひろまさみち】

ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ〜。

よしひろさん、「きのう何観た?」
『三体』

三体

story 2007年。ナノマテリアル研究者のワン・ミャオは、突然訪ねてきた警官シー・チアンによって秘密会議に連れて行かれる。議題は世界各地で相次いでいるトップ科学者の自殺。一連の自殺の裏には、ある組織への潜入捜査が不可欠となり、ワン・ミャオはその糸口を探ることに。

監督:ヤン・レイ/原作:リウ・ツーシン/出演:チャン・ルーイー、ユー・ホーウェイ、チェン・ジン ほか/WOWOWオンデマンドにて全30話配信中。WOWOWプライムにて12月27〜31日、一挙放送 ©TENCENT TECHNOLOGY BEIJING CO., LTD

★SFがお好きな方へ★

海外小説では異例のベストセラーとなった『三体』ってご存知かしら。3部あって、全部重ねると広辞苑2冊分くらいになる超大作。これにめっぽうハマってしまったのよ……(長いけど)。一言では言えない、これまでのSFファンタジーなんだったの? レベルの壮大な物語で、マジ概念変わった。それが原作国の中国でドラマ化され、10月からWOWOWオンデマンドで観られるようになったのよ〜。全30話。これまた長い!


突如世界中の名だたる科学者が自殺しまくり、その裏を探っていくと、どうやら科学アカデミーなる裏組織が。そこに潜入しろー、とけしかける警官とけしかけられた科学者が主人公です。でね……、このドラマ版、じつは原作の第1部の中盤くらいまでしか描けなかったのね。なぜなら壮大過ぎるから。それでも、連続自殺事件のミステリーパートは最高によくできてるし、それを解決しようと試みるVRゲームの描き方も原作イメージ通り。おまけに、文化大革命時代にさかのぼる因縁のパートってのが厚めに描かれているのも、あたし的にはなまるです。


そしてこれは今のうちに観ておいたほうがいいのでぜひなんですわ。というのも、『三体』は先にドラマ化をアナウンスしたのがNetflix。で、それを観られるのは2024年3月の予定。それまでに中国版を観ておけば、予習もできるしおもしろ比較もできちゃうんですよ〜。なので、年末年始でどーんとご覧になって!

 

三体

科学者だけが連続自殺。なぜ!?

三体

ビジュアルが原作イメージに近いの〜

ドラマ『三体』公式

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WRITER

よしひろまさみち/映画ライター

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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