冬休みは『エクスペンダブルズ ニューブラッド』か『僕らの世界が交わるまで』か。1月の大人向け注目映画【よしひろまさみち】
監督はあの俳優。お話うかがいました
1月19日公開『僕らの世界が交わるまで』
親子関係がぎくしゃくして......と悩む方こそ、『僕らの世界が交わるまで』を観て! と言いたくなる傑作。似てないようで そっくりなのよね、親子って。ということを巧みな語りで描いている作品です。これを監督したのは、『ソーシャル・ネットワーク』(2010年)でアカデミー賞候補になった俳優ジェシー・アイゼンバーグ。彼に話を聞きました。
「このストーリーは僕の経験から生まれました。この業界にいることで、セレブ扱いされたりトークショーではプライベートなことを聞かれ、というようなことがバカバカしく感じているんですよ。それを体現したのが本作でフォロワーの数だけでセレブだと勘違いしているジギーなんです。母親のエヴリンはシェルターで働いている、ジギーとは正反対の真面目な女性ですが、ここにも僕の経験が。じつはコロナ禍、僕はシェルターのボランティアとして働いたんです。そこで働く人たちを見てエヴリンのキャラクター作りやシェルターの実態を描くことができました。電球を替えたりペンキを塗ったり雑用仕事ばかりしてたので、俳優を辞めたらそっちの仕事をする、と妻にも言ったほど上手になりましたよ(笑)」
新年早々、ド級 アクションでスカッと
1月5日公開『エクスペンダブルズ ニューブラッド』
2024年、明けて早々にスカッとするアクション大作が公開されます。シルベスター・スタローンが音頭を取った、往年のアクションスター大集結のシリーズ最新作『エクスペンダブルズ ニューブラッド』は、冒頭30分から度肝を抜く戦闘シーンの連発。だっていきなり銃撃・空爆・肉弾戦なんでもありなんだもん。それに加えて、そこで驚愕の展開。え......このあと1時間ちょっとどうすんの? というレベルです。おまけに、今回は女子参加。彼女らのアクションもキレッキレで最高ですよ〜。
text:MASAMICHI YOSHIHIRO
otona MUSE 2024年2月号より