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よしひろまさみち

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トーキング・ヘッズを知らない人こそ観て!ライブ映画『ストップ・メイキング・センス4Kレストア』

ストップ・メイキング・センス

ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ〜。

よしひろさん、「きのう何観た?」
『ストップ・メイキング・センス4Kレストア』

ストップ・メイキング・センス

story デイヴィッド・バーン率いるトーキング・ヘッズが、キャリア全盛期の1983年12月にハリウッドのパンテージ・シアターで行ったライブ。後に『羊たちの沈黙』でアカデミー賞を受賞するジョナサン・デミ監督がメガホンをとった伝説のライブドキュメンタリーの4Kレストア版。

監督:ジョナサン・デミ/出演:トーキング・ヘッズ/配給:ギャが/公開:現在、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー中 ©1984 TALKING HEADS FILMS

★ライブ映画をお好きな方へ★

以前、テイラー・スウィフト映画やらビヨンセ映画を紹介してきましたので、うすうす感づいているとは思いますが、あたくし、音楽は三度の飯より好きです。なんなら追っかけてる人のライブだったら、地の果てまで追いかける所存。でも、当然のことながら、過去の名ライブは映像でないと観られないし、YouTubeにあがってるのだと画像も音質もサイズ感もチェック程度だし……。と、すごいのがきちゃったのよ。80年代ロックの流れを変えたトーキング・ヘッズの名ライブ映画『ストップ・メイキング・センス』が4K化! しかも、IMAX!!!


これ、以前DVDで観たことがあったんだけど、4KのIMAXは全く違ったわ……。だって、目の前で、しかも最高のアングルばかりでライブしているようにしか見えないんだもの! おったまげですよ。このころのトーキング・ヘッズは、リーダーのデヴィッド・バーンがワールドミュージックに傾倒していたこともあって、アフリカンビートやラテンをぬるっと取り入れていたのね。もともとトーキング・ヘッズは、当時はニューウェーブと呼ばれたジャンルのバンド。正統派ロックではなくて、テクノとパンクとポップをごちゃっと混ぜて、ロケンローしてる感じ。そこにむちゃくちゃ野性的で胸と腰にズンドコ響くビートをプラスしたのがこのライブなのよ。マジで生で観てる感じしかしなかった。つか、踊りたかった(ダメです。後ろの人に迷惑)。IMAX対応の映画がこの先、目白押しの予定なので、なるべくお早めに劇場行ってみて。トーキング・ヘッズを知らない人でもこの感覚分かっていただけると思うの!

ストップ・メイキング・センス

アドリブ多めに見えるライブなんだけど、じつは完璧に計算された振りつけってことも知っておいて〜

ストップ・メイキング・センス

なんとイヤモニがない時代です。どうやって合わせてるの!

ストップ・メイキング・センス

照明もセットも超シンプル。だけど、パフォーマンスはぜんぜんシンプルじゃないの!

『ストップ・メイキング・センス』公式

WRITER

よしひろまさみち/映画ライター

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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