アカデミー賞授賞式の見どころの一つは、歌曲賞候補者たちによるライブ・パフォーマンスよねー。今回の受賞作は『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌で、ビリー・アイリッシュが歌う「No Time To Die」。もーね、このパフォーマンスがすんばらしかったのよ。ビリーと兄フィニアス・オコネルが弾くピアノのデュオ+オーケストラピットにいるフルオーケストラによる生演奏。凝ったセットなしのすごくシンプルなステージングだけに、たっぷり聴かせてくれたって感じで悶絶だったわ。
あ、もちろん他のアーティストも最高だったわよ。『ミラベルと魔法だらけの家』の主題歌「Dos Oruguitas」はライブでパフォーマンスするのは初めてのことだったし、授賞式の冒頭で収録ビデオによるパフォーマンスを披露したビヨンセの「Be Alive」(『ドリームプラン』主題歌)なんて、ビリーと逆に凝りまくりの特製ミュージックビデオでテンションあげあげ。
全編はここまで。後編は、作品賞を受賞した『コーダ あいのうた』と、世界中を騒がせたあの事件について。明日4月1日に公開します。