40代ファッションエディターが解説!春の私的注目トレンドは「グレー」。本当に買ってよかった【リアルバイアイテム5選】も!
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長引く寒波がようやく去り、今週から一気に気温上昇と告げる天気予報。春に向けてのワードローブがまさに気になる今、オトナミューズ編集部は3月末発売号の撮影の真っ只中です。撮影の前にはスタイリストと一緒にブランドのプレスルームに下見に行ったり、どんなアイテムを掲載するかを決めるコーディネートチェックというものがあるのですが、これが毎月とてもやばい。誘惑の嵐です。それもそのはず、春の新作がぎゅっと集まった空間で、人気スタイリストがどう着こなしたら素敵かまで隣で教えてくれるのですから! 今回はそんなプロたちに背中を押されて、思わず買ったアイテムをご紹介します。
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グレーでレース、注目トレンド要素が詰まった「IRENE」のニットタンク
2025年のトレンドは「グレー」が「ブラウン」をしのぐニュートラルカラーになると言われています。Bottega Venetaの2025 春夏コレクションで、ファーストルックを飾ったのは、印象的なグレーのセットアップでした。トレンドセッター、MIU MIUでは水着やナイロンブルゾンなどスポーティなアイテムに掛け合わせて、落ち着きあるグレーを多用。PRADAでもグレーがさまざまなアイテムで登場しています。Stella McCartneyのショーで見たペールトーンのグレーも新鮮。もっと夏めいてきたら、こんな明るいグレーが着たい気分になるはず。
(写真1枚目)Bottega Veneta
(写真2&3枚目)PRADA
(写真4枚目)MIU MIU
(写真5&6枚目)Stella McCartney。
×ベージュ、×レッド、×ブラウン、×ネイビーなど、グレーの懐深さを感じる色合わせの妙が参考になるのでチェックを。
とはいえ、春が芽吹いたばかりの今すぐ着るなら、明るすぎるグレーよりも、ジュリア・ロバーツが映画『マグノリアの花たち』(89)のシェルビー役でゴールデン・グローブ賞助演女優賞を受賞した際に着用したGIORGIO ARMANIのメンズスーツのような(前出のBottega VenetaやMIU MIUのルックもまさにそんなトーン)静かな強さがあるグレーが大本命。
紹介するIRENE(アイレネ)のレースニットタンクは、まさにそんなグレーでありつつ、この春夏のもうひとつ見逃せないトレンドである「レース」の要素も兼ね備えた彩色兼備なアイテム。ちなみにレースはスリップドレスのようなアイテムを、あえてデニムやスラックスなどパンツルックなど、日常着にMIXレイヤードするのが旬です。
STUDIO R330のトラウザーズパンツにSupremeのスエット、いつもならこれでフィニッシュなコーデにIRENEのレースニットタンクを1枚投入。着こなしに深みが出て今っぽさもUP! すぐに活躍させられて、真夏まで使えるかなり便利なアイテムです。ちなみに、一緒にお買い物をしたスタイリスト伊東牧子さんは、同じシリーズのレースストールを買ってましたよ。腰に巻いても頭に巻いても、素敵でした。
otona MUSE T
EDITOR
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