デニムはサイズより似合うことを重視しましょう。40代の【リーバイス®】サイズ違い試着レポート

筆者もそうですが、女性って、「サイズ」を気にする人が本当に多いですよね。見た目ではわからないので完全に自己満の世界で、いつもより小さいサイズが入ると喜んだり、それによって自信が持てたり。とくにデニムは、サイズが小さければ小さいほど正義、的なところがあるような気がします。はきたいサイズを目標にダイエットに励むのも素敵ですが、デニムの場合はサイズより、似合うか似合わないかが重要。
そもそもデニムのサイズはインチで表現され、かなり小刻みにサイズが分かれています。ちなみに1インチ=2.54㎝で、インチの数値が小さいほどサイズが小さくなります。その中で自分のジャストなサイズを選ぶことになりますが、モデルによってはサイズ感が多少、前後することもあります。また、あえてきついサイズを選んでなじませていく方法もありますよね。なので、サイズの選び方は人それぞれではあるんですが、サイズに振りまわされないでほしいな、と強く思うのです。デニムは何より見え方が大事ですから。だからいつもよりも大きいサイズがハマることもありますし、逆に小さいほうがハマることもあると思うんです。
というわけで、今回はみんな大好き【リーバイス®】で、人気モデル「505™」「BAGGY DAD」「501® 90’S」をサイズ違いではき比べてみました。筆者のジャストなサイズを軸に、3サイズをセレクト。そしたらいろいろな発見があったので、それぞれのはき心地や見え方、チェックすべきポイントなどを解説します。
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梨花さん愛用の「505™」。余計なシワが入らないことがサイズ選びのバロメーターに
まずは筆者のサイズをみなさんにお伝えしておきます。ブランドによって多少異なりますが、【リーバイス®】は27インチがジャスト。でも、「505™」などのメンズフィットは29インチをセレクトしています。以前、【リーバイス®】の方に教えていただいたのですが、メンズフィットは普段のウィメンズサイズより2サイズくらいアップするのがオススメだそう。
まずは梨花さんも愛用している「505™」から試着してみました。このモデルはややテーパードしたストレートシルエットが特徴で、美脚効果が抜群に高いんです。筆者も梨花さんの影響で購入しましたが、一番登場回数が多く、少なくても週に1回ははいていると思います(笑)。

左から28・29・30インチ。「505™」各¥18,700(リーバイス®)
今回はいたサイズは、上の画像の左から28・29・30インチで、レングスは32になります。一見するとどれもイイ感じですが、28インチはかなりきついです。それは見た目にも表れていて、股部分に余計なシワがありますよね。なじむと解消するかもしれませんが、それまではこの恥ずかしいシワと共に生活しなければなりません。あと、じつは腰肉も乗っています(笑)。29インチはジャストではあるんですが、股に少しシワが入っているので少しなじませる必要があるかな、と思いました。でも、「505™」ならではの美脚シルエットが一番強調できるのは29インチかも。最後に30インチは、かなり余裕を感じました。画像を見てわかるとおり、ちょっと腰ではいています。ラフにはくなら30インチがイイと思いました。

続いてサイドから。28インチは太ももに余裕がなくて、余計なシワも入っちゃっています。29インチはちょっとゆとりがあり、横からのシルエットもキレイ! 30インチはヒップのゆとりが結構あって、なんだか角のようにとんがって見えます。なので、やっぱりちょっと大きいのかな。でも、太もものゆとりは30インチが一番好きです。

サイズ感の違いは、後ろ姿が一番わかりやすかったです。28インチはお尻のカタチが目立ちすぎてちょっと恥ずかしいですね(汗)。若かったらそれもかわいかったりしますが、40代後半にはキツイ! で、29インチもお尻のカタチがわかりますが、ラインはあやふやで目立たないですね。あと、なぜか28インチより小尻に見えるのも不思議。30インチはお尻のカタチが全くわからないのがイイ。脚のラインもカムフラージュできるので、カラダのラインを出したくない人にはワンサイズ上がオススメかもです。
「505™」をはいて改めて思ったんですが、シルエットがとにかくキレイ! メンズフィットはインチも大きめなので抵抗がある人もいるかもですが、取り入れないなんて損ですよ。だって、こんな美脚が手に入れられるんだから!

左から25・27・28インチ。「BUGGY DAD」各¥14,300(リーバイス®)
引き続き人気の「BAGGY DAD」は、バギー感をキープできるサイズがベスト
ワイドなデニムは引き続きトレンドですが、ウィメンズの人気フィット「BAGGY DAD」。リラックス感満点のシルエットというのに加え、このモデルで注目すべきは裾です。じつは少しテーパードしていて裾のおさまりがよく、同時に美脚も叶えてくれるんです。これってかなりポイント高いですよね。
「BAGGY DAD」は少し大きめな作りということで、25・27・28インチを試着してみました。初めて25インチのデニムをはくことができたのですが、画像を見てわかると思いますが、バギーシルエットではなくなっています!いくら大きい作りとはいえ、いつもより2サイズも小さいのはさすがにダメですね。あと、なんか安っぽく見える(失礼! )。
一方、27インチは「BAGGY DAD」の魅力を感じられるルックスになっています。これまた不思議なんですが、25インチより腰まわりがスッキリ見える気がします。で、28インチは個人的には90年代のムードが強めだと思いました。腰ではいているのでストリート感もあるし、けっこう好きかも♡ ちなみに全てレングスは30で股下76㎝なんですが、25インチは腰まわりがピチピチだからか、丈が短く見えてしまいました。無理して小さいサイズをはくとシルエットだけでなく、丈まで変わってしまうんですね。

この画像は「BAGGY DAD」の25インチなのですが、フロントポケットに余計なシワが入っていますよね。フロントボタンもよく見ると浮いていますし、筆者のカラダには全く合っていません。いくら小さいサイズがはけても、こういったディテールに無理している感が出てしまうんです。

フロントもそうでしたが、サイドも27インチと28インチはあまり見た目は変わらない気がします。どちらもバギー感がきちんと出ていますし、ストンと落ちるシルエットも◎。うれしいことにウエストからヒップ、裾にかけてのラインも美しく見えます。25インチもサイドからのシルエットはキレイですが、やっぱりバギーではないですよね。

「505™」ほど後ろ姿には差はないかと思いましたが、よく見ると違いますね。25インチはフロントやサイド同様、バギー感は全くありません。丈も中途半端に短いからか、全体のバランスも悪いです。27インチと28インチの違いは、後ろからがわかりやすいかも。前者は腰まわりはキュッとしていて、スタイルアップ効果が高いと思いました。それなのに窮屈感が一切なかったのがすごい。後者はヒップまわりにもゆとりがあり、27インチに比べるとラフな印象。どちらがイイかは完全に好みの問題な気がします。
「BAGGY DAD」のはき比べはかなり勉強になりました。いつもより小さいサイズが入っても、見た目はイマイチってことがわかりましたから。もしかしたらワンサイズ下の26インチならバギー感もあって、キレイにはきこなせたかもしれません。

左から25・27・28インチ。「501® 90’S」各¥17,600(リーバイス®)
「501® 90’S」は小さめでもシルエットはキレイ。選ぶ際は快適性を重視しよう
「501® 90’S」はレディースにしかないモデルで、女性のボディラインで作られているのが特徴。バックポケットの大きさや位置などはお尻がキレイに見えるように考えられていたり、細かなディテールにもこだわりが光るモデルです。あと、従来の「501®」よりも全体的にゆったりしているのも特筆すべきポイント。
こちらも「BAGGY DAD」と同じ25・27・28インチをはいてみました。「501® 90’S」でも25インチが入ることに驚きましたが、今回はいたデニムの中で一番きつかったです(笑)。とくにウエストが苦しくて、腰肉もかなり乗っています。股も変に食い込んでいるし、個人的には一番ダメなサイズ感でした。その後にはいた27インチはかなり安心感がありました。変に食い込んでこないし、ウエストも苦しくない。これが筆者にとってのベストサイズだと改めて実感。続いて28インチですが、これもかなりよかったです。ちょっと腰に落としてはく感じですが、ストリートになりすぎずシルエットは美しいまま。トップスとのバランスも取りやすく、オーバーサイズのシャツなどとも好バランスに仕上がると思います。

フロントは食い込みがひどかったのに、意外とサイドはキレイだったのが25インチです。ただ、本来はゆったりとしたシルエットなのに、太ももはちょっときつそうですね。変なシワも入っていますし。その点、27インチはストンと落ちるシルエットで、「501® 90’S」の魅力が生きている感じがします。28インチも同様。あと、「505™」と違ってお尻に余分なゆとりがないのは、女性のボディラインで作られているからかも。

バックスタイルは意外と全部好きかも♡。25インチもなじめば変なシワはなくなると思いますが、そもそもウエストがきつかった(笑)。27インチは本当にタイプです。筆者のお尻のカタチもなんだかキレイに見えるし、脚長効果もある気がする。28インチのゆるさもイイですね。やっぱ女性のボディラインに合わせて作られていると、どのサイズもキレイに見えるのかなと思いました。
じつは今回の撮影でリアルバイしたのが、この「501® 90’S」。【リーバイス®】はメンズフィットが好きだったんですが、レディースにしかない魅力があることに今回の試着で改めて気づきました。「501® 90’S」は女性がキレイにはけるモデルなので、オトナミューズウェブ読者のみなさんにも激しくオススメしたいです!
結論:デニムは色々なサイズをはいてみることが大切。そして自分に似合う1本を見極めよう
今回の試着を通して、デニムって本当にサイズ選びが重要だと再確認しました。小さければイイわけでもないし、かといって大きくても似合わないこともある。また、どうはきたいかによってもサイズ選びは変わってきますし、ストレスのないはき心地であるかもチェックするべき。なので、とにかくいろいろなサイズを試着するようにしましょう。どのサイズが合っているかわからなかったら、恥ずかしがらずにスタッフの方に聞いてみましょう。あと、女性は意外と後ろからの見え方をチェックしない人が多いらしいので、後ろ姿のチェックも忘れずに! そしてサイズ展開が豊富な【リーバイス®】なら、自分に似合う1本と必ず出合えるので、ぜひショップに足を運んでみてくださいね!
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text:KYOKO CHIKAMA





















