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近間恭子

ゲンズブールがお手本!? ツイードコートにVネック&肩かけニットで絶妙なヌケ感を【メンズ服に学ぶ】

肩かけしたニットは無造作に結ぶのが内田流。スタイリングのこなれ感をアップさせるのにも一役買っています

ゲンズブールの着こなしにならった胸もとのヌケ感が技アリ!

存在感あるツイードコートや太畝コーデュロイパンツなど、内田さんがセレクトしているのはかなりクセのあるアイテム。それなのにバランスよくまとまっているのは、コートの色を全て拾っているから。「色を拾うのが好きなタイプで、全てコートの色を拾ったアイテムで構成してみました。肩かけしたニットの赤だけ差し色として投入していますが、カラーリングに統一感を持たせることで、その差し色もより引き立つんです。。一見するとケンカしそうなアイテムも、どこかに整合性を持たせると意外といけちゃうんですよね」

 

あえてVネックのニットをセレクトしているのも新鮮。「じつは無類のVネック好きなんです。それには理由があって、冬アイテムは生地が厚手で重たく見えがちなので、首もとでヌケ感をもたせたかったんですよね。あと、セルジュ・ゲンズブールもそうなんですが、フレンチスタイルってシャツのボタンを開けた着こなしが多く、私がVネックが好むのもそのノリに近いのかもしれません。ちなみに寒いときは肩かけしたニットをマフラー代わりに使っています。ヌケ感も大切ですが、寒いのも耐えられないので(笑)」

 

 

内田さんの素材で存在感をもたせた着こなし、マジで最高でした! VネックニットはインナーにTシャツを合わせがちですが、あえて1枚で着てフレンチスタイルのようなヌケ感を出す。そんなテクニックにも脱帽。シルエットバランスもお見事でしたし、色合わせや抜け感の持たせ方は女性も参考になるはず!

古着屋で購入したというウエスタン調のベルトが絶妙なアクセントに

ヘビーなツイードと太畝コーデュロイの組み合わせが存在感満点!

雨の日にもはいているというシューズは、お手入れせずあえてラフな表情に。太畝コーデュロイパンツとのバランスもバッチリ!

インカミングのエディフィス別注コート、古着のニットとベルト、エディフィスEレーベルのパンツ、肩にかけたガンジウレンスのニット、バディ オプティカルのメガネ、パラブーツのシューズは内田さんの私物

Profile

うちだ なつし/エディフィス プレス

ベイクルーズに入社後、レショップやエディフィスでの販売員を経て2025年9月より現職に。現在はエディフィスに加え、2024年にデビューしたエディクロスのプレスも兼任。大の古着好きでもあり、古着から得た知識やアイディアは商品開発などにも反映させているそう。ジュエリーはゴールド派。

内田さんのインスタグラムエディフィス公式サイト

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  • 肩かけしたニットは無造作に結ぶのが内田流。スタイリングのこなれ感をアップさせるのにも一役買っています
  • 古着屋で購入したというウエスタン調のベルトが絶妙なアクセントに
  • 特に目をひくのは、ヘビーなツイードと太畝コーデュロイの組み合わせ。冬らしい存在感ある生地のコンビネーションが、スタイリングの絶妙なスパイスにもなっています
  • 雨の日にも履いているというシューズは、お手入れせずあえてラフな表情に。太畝コーデュロイパンツとのバランスもバッチリ!
  • インカミングのエディフィス別注コート、古着のニットとベルト、エディフィスEレーベルのパンツ、肩にかけたガンジウレンスのニット、バディ オプティカルのメガネ、パラブーツのシューズは内田さんの私物

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text:KYOKO CHIKAMA

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近間恭子

WRITER&EDITOR。メンズ・レディースのファッションを中心に雑誌やWeb媒体、ブランドのコンテンツ制作などに携わる。旅とお酒(無類のビール好き♡)が趣味で、最近は日本人にあまり知られていないアジアの島に夢中。

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