FASHION

加藤かすみ、辻 直子etc.
おしゃれ賢者の選ぶ
投資コートが知りたい!【後編】

寒さが本格的になってきた今日この頃、あなたの印象を決めるのは間違いなくコート。他のどんなアイテムよりも投資して、抜かりなく素敵なものを手に入れるべき! おしゃれ賢者が揃うミューズ界隈のスタイリスト(&今季コートをチェックしまくっている小誌編集長もJOIN!)に、今季自分が「手に入れておきたい!」と思う本気買いコートをリサーチ!

スタイリスト 加藤かすみさん
▶︎ BURBERRYのトレンチコート

「バーバリーのトレンチは、以前からどれを買おうかチェックしていたのですが、ここにきてまさかのメンズが選択肢に急浮上。タンブル加工を施されたトロピカルギャバジンを使用しているので、すごく柔らかい着心地なんです。そもそもメンズが着てリラックスシルエットになるようにデザインされているので、女性が着るとちょうどいいオーバーサイズに。バサッと羽織るとカッコイイ!」(加藤さん)

種類豊富に揃うアイコン、トレンチコートのなかでも、この“ウエストミンスター”は、メンズにしかないスタイル。¥302,500※予定価格(バーバリー/バーバリー・ジャパン)

小誌編集長 渡辺佳代子
▶︎ THE ROWのカシミアコート

「このコート、実は小誌12月号P43で榮倉奈々さんがロングコートの下にレイヤードして着ているもの。撮影前のコーディネートチェックをしているとき、うっかり羽織ってみたら、あまりの着心地のよさに買わずにはいられなくなってしまった(笑)! 肩のラインにスッとフィットして、驚くほど軽いんです。もともとピーコートをはじめとしたミリタリー要素のあるアウターが好きで、ジャストサイズからオーバーシルエットまで自分に似合うものをコレクションしているのですが、これはすごくいいものに出会っちゃったな、って感じです」(小誌編集長・渡辺)

軽くて優しいウールカシミアのタッチは極上! 上質なものに包まれる幸せを感じるコート。ルックで中に着ているのがコレです。¥473,000(ザ・ロウ/ザ・ロウ・ジャパン)

スタイリスト 長澤実香さん
スタイリスト 菅沼志乃さん
▶︎ PRADAのコーデュロイコート

「コートは個性があるものを選ぶようにしています。今年は色も綺麗なこのコートが欲しいな。冬はアウターが派手だとスタイリングの決まりがいいんです。他がシンプルでもコートが派手だとスパンと仕上がっちゃうし、逆にそのコートに軸を寄せて、いつもとは違うコーディネートに挑戦してみたくなる。新鮮な気持ちになれて楽しい。それにここ数年、すごく寒い日本の冬をイメージできないんですよね。その点これは地厚な感じというより、もっとライトな着心地。そこもいいなと思ってます。リアリストなんですよ、私(笑)」(長澤さん) 「このプラダのコート、コレクションを見たときから欲しい! と思ってチェックしていました。冬空に映える綺麗なイエローにもキュンとするし、コーデュロイという素材使いも面白い。今まで持っていないタイプのアウターなので、どう着ようかなと妄想するのも楽しいです。モードに攻めたくなるフォルムも素敵!」(菅沼さん)

立体的に仕立てられたギャザー入りのクチュールスリーブが印象的! ¥522,500※予定価格(プラダ/プラダ クライアントサービス)

スタイリスト 辻 直子さん
▶︎ Stella McCartneyのファーフリーコート

「コートというアイテム自体が大好きで、毎シーズンいろいろ手に入れてしまうくらい目がないのですが、今季は特にショート丈に面白いものがたくさんあるなと感じています。このステラ マッカートニーのコートもそう。冬だから楽しみたい質感も、それを生かした色のこなし方も面白い。ファーフリーファーも、そのラグジュアリーなクオリティが素晴らしいなと思います。エシカルな物作りにこだわり、先駆者として業界を牽引してきた歴史を感じますよね。でも、これはそういうものを超越して、シンプルに服として好き! 」(辻さん)

サステナブルなファーフリー素材を使ったパッチワークのコート。¥291,500(ステラ マッカートニー/ステラ マッカートニー カスタマーサービス)

otonaMUSE 2021年12月号より

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