「ゆるっとだぼっと」も「長めレングス」もいい!佐藤栞里と樋口かほりがこの秋はきたいデニム
デニムは私たちの永遠のベーシック……であるからこそ! 今の気分とテンションで推しの1本は着実に移り変わるもの。自他共に認めるデニムラバーのモデルとスタイリストが推す、次なる注目株を聞いちゃいました。
一年中デニム! な2人の定番は
リラクシーなストレートかワイド
佐藤さん(以下S) 樋口さんはいつお会いしてもデニムってイメージです。
樋口さん(以下H) デニム以外のボトムスも好きなんだけど(笑)、仕事のときは圧倒的にデニム率高いかも。何よりガシガシ動けるタフさがよくて。今日みたいにタンクトップ合わせとか、上がシンプルでもそれなりにキマるのがすごい楽。もう制服的なマインドかもしれない。
S 分かります! 私も週3、4でデニム。暑いのによくデニムはけるね〜とか言われたりもするんですけど。暑いからやめようとか、別に思わないんですよね。
H 同感。だってもう何着たって暑いし(笑)、そういう思考にはならないなぁ。
S タイトな細身シルエットを選ばないからっていうのもあるかも? 基本、ゆるっとだぼっと、みたいなフォルムが好きで。リーバイスのシルバータブはまさにドンズバでした♡
H シルバータブは、80〜90年代に主流だったリラックス感あるワイドシルエットラインの復刻で私も好き〜。買いやすいプライスなのもいいよね。
S 確かに! 近い感じだと、樋口さんチョイスのグラフペーパーのグレーも好きでした。秋は長めレングスも気になっていて。樋口さんおすすめのオーラリーのワイドをスニーカーでずるっと着る感じ、可愛かった〜。
H どっちもすごく似合ってたよ。栞里ちゃんは華奢だから、細身のスキニーとかも似合うんだけど、あえてメンズっぽいゆるいフォルムを着てほしいなって思っちゃう。
理想は〝デニムなのに女っぽい〟。
分かりやすさよりも、さり気なさ
S 樋口さんがスタイリングしてくれると、スエットにデニムでもちゃんと女っぽくなるんですよね。その、ギャップみたいなものを生み出せるのがすごいなって。
H え、嬉しい。ありがとうございます(照)。何だろう、私自身が分かりやすい女らしさって気恥ずかしくなっちゃうタイプで。だからデニムルックも、女っぽさはポイントで忍ばせる感じが落ち着くんです。栞里ちゃんチョイスのトレゾアとか、スタイリングのバランス、普段着に近いかも。
S このオフホワイト、ボタンホールだけ糸がグリーンで。はくときにハッとしたんです! こういう、見えるか見えないかの細かいアプローチで一気に魅了されちゃうのもデニムの醍醐味って気がする♡
H それでいうと、バックスタイルもそうで。私、普段はリーバイスの古着が多いんだけど、ラングラーは古きよき時代のデザインが現行モデルにも受け継がれてて好きなの。とくに後ろのパッチタブがよくて。
S ほんとだ、オールド感あっていい! エディット フォー ルルのパールデニムも前後のテンション違うのが可愛いなって思いました。
H こだわりみたいなものにグッとくるよね。
S ディーゼルとかシンゾーンとか、そのブランドらしさを貫いてるデニムも好きでよく買います。あと、今日の撮影で目が留まったのがインディゴデニム。
H 分かる。濃いめブルー、新鮮に映るよね。白シャツとか、キレイめなアイテムでスタイリングするのが気分かも。
2人が選んだこの秋真っ先に欲しいメンズライクな1本
極端なルーズシルエットをベルトでキュッと締めてはく。
このバランス感が最高
股上深め、かつ太ももから裾にかけて大胆な太さが際立つオーバーシルエットな1本。はいたときのレイジーなムードが瞬時にこなれ感を漂わせ、スエットとのマッチングもキマるストリートムードが持ち味です。だぼっとしたメンズライクなデニムゆえ、ゴールドアクセやパンプスで女性らしさを加味するのがミューズ世代には得策かと。
こちらのデニムもオススメ♡
いかがでしたか? 次回は佐藤栞里さんが選んだデニム4本をご紹介
この記事の画像一覧
photograph_KYOSUKE AZUMA(model), MAYA KAJITA[e7](still) styling_KAORI HIGUCHI[kind] hair & make-up_TOMOE NAKAYAMA model_SHIORI SATO text_NAO MANITA[LIKECOME]
otona MUSE 2023年10月号より