ジェンダーレス、この春も加速中!指名買いしたい「メンズトップス」
メンズ(もしくはユニセックス)を着る、という選択。そこには“こなれ感”や“大人の余裕”を手軽に演出でき、おしゃれの可能性を広げてくれる嬉しいメリットが。ミューズ目線でピックアップした厳選トップス5アイテムをベースに、春も積極的にジェンダーレス志向で。
01 H BEAUTY&YOUTHのスエット
使い勝手抜群のシンプルさで
ビギナーズラックに最適
春が来て、コートから解放された途端に……あれ? となるケース。アウターありきの着こなしに慣れたせいか全身バランスがどうもキマらない。そんな春先にジャストなのがメンズのスエット。アウター感覚でまとえるオーバーサイズに、メンズ特有のプレーンなデザインがとにかく頼れる。薄手のボトムで「重×軽」を意識すればカジュアル過ぎない。
02 ORCIVALのプルオーバーシャツ
誰でもそつなくサマになる。
女っぽさも出せるのがいい
“着崩しやすい”アイテムに属するシャツ。なかでもバサッとかぶるプルオーバータイプは、胸元までのボタンで開き過ぎないのが決め手。要は、着方のさじ加減に自信がなくても“着崩し過ぎない”から使いやすいというワケ。こんなふうに全体を片側にズラせば、メンズものなら自ずと肩まわりにルーズさが。袖口は無造作にまくり上げて。
03 BEAMSのストライプシャツ
幅広い対応力がモノをいう
正統派をまずは1枚
肌感をアクセントとして効果的に生かすことで、シャツはぐっと着こなしやすくなる。だからこそ、サイズ感は大きめのメンズがベター。そして最もその真価を発揮できるのは、サラリと1枚で、が叶う春夏です。清潔感のあるブルーストライプなら、着崩しても端正な印象をキープ。白スカートも可憐さよりクリーンさが強調され今っぽく。
04 ATONのパステルカラーロンT
メンズならではの色合いが
今の気分にちょうどいい
オーバーサイズでいて、パステルカラー。まずはこの絶妙なマッチングがたまらない。それにメンズやユニセックスブランドの色出しって、今のテンションに心地よくハマる。色のトーンに気負いがないというか、大人でも気恥ずかしさなく着られる感じ。スラックスを思わせる品行方正なパンツでキレイめにまとめるのがミューズ的。
パステルロンT、他にも!
05 UPCYCLEのフーディ
プレイフルな色もしっくりくる
“狙ってない”感がクール
スエット同様、バサッと被れるビッグサイズに支持が集まるフーディは、フードでメリハリがつくぶん、より力の抜けた雰囲気がおしゃれに映る。ヘタに洗練され過ぎず、いい意味での素っ気なさを残したこのフォルムこそ、まさにジャスト。エコ&リサイクルをベースにした日常着が揃う「アップサイクル」。絶妙なカラー展開にもハマるはず。
いかがでしたか? 次回はジャケットやチノパンなど、まだまだあるメンズの厳選アイテムをご紹介します。
photograph:SHOHEI KANAYA(model),MAYA KAJITA[e7](still) / hair & make-up:TOMOKO OKADA[TRON]
/ styling:KAORI HIGUCHI[KIND] / model:RENA TAKESHITA / text:NAO MANITA[BIEI]
otonaMUSE 2022年4月号より