「将来、娘に譲ることができるか」金子綾さんら業界人5名の【ラグジュアリーブランドとの向き合い方】
L'Appartementバイヤー・幸 佳代子さん
スタイルにマッチするものをタイミングが合ったときに
「ラグジュアリーブランドのアイテムを購入する際は、今の自分自身にしっくりくるかを重要視していて、スタイルに浮いてないかな? 背伸びしすぎてないかな? などの感覚を大切にするようにしています。いつも意識しているのは、モダンとクラシックのバランス。あとは、この先何十年も変わらずに愛でられるものが欲しいと思うようになりました。歴史を感じさせる味のあるヴィンテージを楽しむように、新しく手に入れたものも、年月をかけて自分だけのヴィンテージに昇華させたいなと。今狙っているアイテムは入手困難なものも多く、自分にとって手に入れられるタイミングが来るのを待ちたいと思っています」
「腕時計やバッグのキャメルをメインにした、品のあるトラッドテイストは永遠に好きなスタイルです」
photograph : KAORI IMAKIIRE(model), SPOTLIGHT
otona MUSE 2024年8月号より