「役に立たないもの、美しいと思わないものを家に置いてはならない」ウィリアム・モリスの美学に迫る
モリスが理想とした家
「ケルムスコット・マナー」

ケルムスコットという小さな村にある屋敷で、借り上げてモリスが別荘として使用していた場所。「地上の楽園」と称し、生涯ここを愛していたそう。建物と共に豊かな自然、季節を感じられる美しいガーデンがあり、そこからのインスピレーションにより、数々のデザインが生み出されたともいわれています。彼が理想とした完璧なライフスタイルの象徴ともされた家。

モリスの寝室にあるべッドのペルメットは、娘が彼の書いた「ケルムスコットのベッドに捧げる」という詩をもとにデザインして刺繍を施したそう。
photograph:ISEKI , AFLO
otona MUSE 2024年3月号より
EDITOR
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