アルマーニ/リストランテの新メニュー
「サステナビリティ」がスタート!
食品ロス削減から始まる環境改善を目指して設立された「フードロスバンク」の協力のものと、昨年大きな注目を集めたフードロス食材を主役としたアルマーニ/リストランテで提供された「ロスフードメニュー」。今回もフードロスバンクとタッグを組み、現代社会が抱える問題に焦点を当てた新コースメニュー「サステナビリティ」がスタートしました。
エグゼクティブシェフのカルミネ・アマランテ氏は、前回の取り組みをきっかけに日本の農業や食材、地球環境に対して深い関心を抱き、食材を扱う立場としての使命を再考したそう。
そんな背景がある今回の「サステナビリティ」メニューは、「⽇本⽶のサポート」「地⽅のサポート」「フードロス⾷材のサポート」の3つの「サポート」がテーマ。今回特別にお誘いいただき、この気になるテーマのもと構成されるコースメニューを、詳しく紹介していただきました。
「日本米のサポート」
日本人にとってソウルフードともいえる「日本米」は、国内での需要低下により多くのロスが⽣まれており、さらに⽶農家が廃業に追い込まれている現状。イタリアンレストランでリゾットを作る際は、空輸されたイタリア⽶を使うことが通例とされていますが、今回のコースでは⽇本⽶を使⽤。リゾットの楽しみでもあるアルデンテの⾷感を残すために、アマランテ氏は毎日のように⽇本⽶を試⾷し、さらに⽇本⽶に適した調理⽅法を考案することで納得のいくリゾットを完成させたそう。空輸に頼らず、より短いフードマイレージで作り上げる⽇本⽶のリゾットは、環境問題の観点からも地球にやさしい一皿です。
「地方のサポート」
食材選びのために日本各地をまわったアマランテ氏は、地方ならではの食材の豊かさや可能性を知ってもらうために、コース内で使用するメインの食材を1つの地域に絞ったコースを提案。今回は北陸地方をフィーチャーしていますが、季節ごとにエリアを変えて、それぞれの地方の魅力を発信していくそう。
じつは筆者・編集Sの出身地は福井県。自身の出身地がフォーカスされるコースって、いろんな人にその地の魅力を知ってもらえるきっかけになるので、私もなんだか嬉しくなってしまいました。
「フードロス食材のサポート」
見た目やサイズの問題で、通常スーパーなどでは販売していない食材や、普段は廃棄してしまような切れ端などをお出汁として使用するなど、徹底した「ゼロロス」な取り組みが盛り込まれています。
日本の未来だけではなく、地球環境も考えて構成された「サステナビリティ」は、お味はもちろん、ビジュアルも心惹かれるもの。アルマーニ/リストランテで展開される新しい取り組みを、ぜひ堪能してみてはいかがでしょうか?
アルマーニ/リストランテ
「サステナビリティ」メニュー 全6皿 ¥12,000(税込・サ別)
東京都中央区銀座5-5-4 アルマーニ / 銀座タワー10F&11F
tel : 03-6274-7005
営)11:30~15:00(L.O.14:00)(ランチ)、18:00~23:00(L.O.20:00)
休)月
※新型コロナウイルスの状況により営業時間が変更になる可能性があります。ご予約の際は最新状況をお問い合わせください。
otona MUSE S