【ミューズレシピ】
今こそ、スープ! 暑気払いに
「サムゲタン風スープ」
日本で土用に鰻を食べるように、韓国では夏の一番暑いときにサムゲタンを食べ、気力を養う習慣があります。体力回復を担うもち米、からだを温める鶏肉&にんにく、そして胃腸を整え、美肌に導くなつめと、今の季節に女性にとって必要な栄養を全て詰め込んだかのようなスープが、サムゲタンなのです。ここでは自宅で手軽に作れるよう、丸鶏ではなく骨つきもも肉を使うレシピをご紹介します。驚くほど美味しいサムゲタン、ぜひトライしてくださいね。
サムゲタン風スープ
材料(2~3人分)
もち米……1/2合
緑豆(乾燥)……大さじ3
骨つき鶏もも肉……2本( 6 5 0 g )
香菜……2株
なつめ(乾燥)……12個
A
にんにく(つぶしたもの)……1かけ分
ねぎ(青い部分)……1本分
水…… 5カップ
酒……大さじ3
塩……小さじ1 / 2
黒粒こしょう…… 1 0~1 2 粒
塩、粗びき黒こしょう……各適量
作り方
①もち米は洗って30分ほど水にひたし、ざるに上げて水けをきる。
②緑豆は洗って鍋に入れ、水をたっぷり注いで中火で熱する。煮立ったらざるに上げ、水けをきる。鶏肉は関節部分で切り分け、ももの部分は骨に沿って2つに切る。香菜は根元を切り分け、残りを3 ㎝の長さに切る。なつめは洗い、縦に2~3カ所切り込みを入れる。
③鍋に鶏肉、A、香菜の根元を入れ、強火で熱する。煮立ったらアクを除き、15分ほど強火で煮る。
④❸にもち米、緑豆、なつめを加え、再度煮立ったら弱めの中火にする。ふたを少しずらしてのせ、25分ほど煮てもち米に火を通す。塩適量で味をととのえ、器に盛って香菜をのせる。好みで塩少々、黒こしょうをふる。
cooking:SHIZUKO KOH
photograph:MIYUKI FUKUO
styling & text:HIROKO NAKADA
otona MUSE K