LIFESTYLE

THU.07.21
2022

フリーランスディレクター
田上陽子の北海道移住ライフ
Vol.6
「ついに完成した今年のワイン」

元セルヴォークのディレクターとして、オトナミューズ誌面をはじめ、数多くのメディアにも出演し活躍していた、フリーランスディレクターの田上陽子さん。ワイナリーを営むパートナーとの結婚を機に、今年から本格的に北海道へ移住した田上さんの北海道ライフを連載でお届けする本連載。6回目は、田上さんがとても楽しみにしていたという、ワインの完成について話していただきました。

去年とはまた一味違った
ワインの第一弾がリリース

去年の葡萄から作ったワインのリリース第一弾! 今回は「ナイアガラ」という北海道ならではの葡萄を使用した微発泡ワインです。2年前、北海道の地で初めて知ったワイン。あまりにフレッシュな香り立ちに、感動したのを覚えています。

香りを嗅いだ瞬間、感動を覚えたナイアガラワイン。

ワインは通常、ワイン用葡萄から作るのですが、日本では食用葡萄でワインを作る歴史が長く、それこそ昔は甘いものが多くて正直良いイメージはなかったのですが……。

そもそも葡萄は植えてから3年間は収穫できず、夫がワイン作りを始めたころは、自分で育てた葡萄の収穫量も少なかったらしく、この「The day」というワインは、当時やむなく食用葡萄を買って作ったのがきっかけで生まれたもの。そんな中でき上がったのが、従来の食用葡萄ワインのイメージを覆すほどのフレッシュな香り立ちと、醸された風味のバランスが絶妙なワインだったそう。そんな夫のワイン作りを、今年から手伝いながら勉強させてもらっています。

色調と渋みを得るためにずっと醸していた葡萄(皮や実、梗をワインに漬け込む)をプレス。そこから野生酵母の働きで一次発酵させ、さらにそこから瓶に詰めて寝かせ瓶内二次発酵。酸化防止剤不使用で、原材料は葡萄のみ。ナチュラル!

今年の最初に行ったプレス作業。これがなかなか重労働!

瓶詰めしたワインはさらにここから二次発酵。

その年々の葡萄によって状態が違うので、発酵の仕方にも変化があり、まさにその年ならではの味が生まれるワイン。葡萄からできていく様子を見ていると、なんだかロマンがあるな〜なんて感じています。一方で、昨年自社の畑で採れたピノノワールなどの葡萄から作ったワインも、引き続き寝かせて完成するのを待っています。

今年の葡萄畑も、現在すくすくと葡萄が成長中。花が咲いて小さく実も付け始めました。これがまた来年飲まれるワインになっていくんだな〜。

既に小さな実が! これがまた来年のワインになると思うと今から楽しみ♡

さくらんぼにミニトマト。
次々に豊る北海道の名産

そして街中では、この季節ならではの、果物や野菜がたくさん出回ってきました。私が住んでいる仁木町という場所はさくらんぼが有名で、ニキボーという、さくらんぼをモチーフにしたゆるキャラもいます(笑)。直売所が賑わい、さくらんぼ狩りに訪れる人も多く、ぜひ皆さんにも食べて欲しい逸品です。

佐藤錦をはじめ、数品種があちこちで栽培されているさくらんぼ。

自家農園の野菜も、徐々に収穫が始まりつつありますが、トップバッターはミニトマト。こちらも北海道ならではの「アイコ」という品種です。特に成長が早いトマトは、どんどん実を付けてくれるので、ちゃんと見ていないと収穫も追いついていかないくらい。今年はレッドに加えてイエローにも挑戦しています。採れたては特に甘くてフレッシュで美味しい! ちなみにこの時季からビニールハウスの中はサウナ状態……。かなりいいデトックスになりそう(笑)。

赤いアイコと黄色いアイコ。どちらもフレッシュでみずみずしく、甘酸っぱい。

どんどん成長するアイコは毎日欠かさずチェック。

もう少ししたらトマトジュースも作ろうかなと思っています。今から楽しみ!

Profile
たがみ ようこ/PR会社でオーガニックコスメなどを中心としたPRを経験後、スキンケアブランド「F organics(エッフェ オーガニック)」、人気コスメブランド「Celvoke(セルヴォーク)」を立ち上げ、ディレクターに。現在はフリーランスディレクターとして、ジュエリーブランド「ENEY(エネイ)」などを手掛けると共に、パートナーの営むワイナリーでワイン造りに奮闘中。

ENEY

text:YOKO TAGAMI

Pickup

Weekly ranking