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フリーランスディレクター田上陽子の北海道移住ライフ Vol.9「葡萄の収穫」

元セルヴォークのディレクターとして、オトナミューズ誌面をはじめ、数多くのメディアにも出演し活躍していた、フリーランスディレクターの田上陽子さん。ワイナリーを営むパートナーとの結婚を機に、今年から本格的に北海道へ移住した田上さんの北海道ライフをお届けする本連載。9回目は、いよいよ1年のメインイベント、葡萄の収穫についてお話いただきました。
vol.8はこちら

待ちに待ったメインイベント!
葡萄の収穫は友人たちと一緒に

一年の中でも一大イベント、葡萄の収穫期がやってきました! 雪解けのころから芽が出て、葉っぱがどんどん生い茂り、気付けば立派な実をつけていく様子を見てきたので、待ちに待ったという感じです。私にとっては2年目の収穫。友人たちもヘルプに駆けつけてくれて、賑やかな収穫weekの始まりです。

札幌、東京、関西方面からも友人たちが手伝いに来てくれました。子どもたちも葡萄に興味津々。

葡萄の収穫に至るまでは、畑の草刈りをはじめ、余計な枝を切って整える整枝をしたり、除葉をして葡萄が蒸れないように風通しをよくしたり、カビが生えてしまった実が広がらないように事前に取り除いたりと、さまざまな作業をしてよりよい状態の葡萄が収穫できるように準備をしてきました。実際に、昨年の葡萄は天候の影響や収穫のタイミングもあり、状態のよくないものも多かったのですが、今年は全体的にとても状態がいい! よい葡萄はみずみずしくパンっと張りがあってとってもキレイ。

今年は気候にも恵まれ、丁寧な手入れの甲斐もあって、みずみずしい葡萄に育ちました。

私の大好きなピノノワールをはじめ、カベルネクービン、レンベルガー、テンプラニーリョという4種類の葡萄の収穫を。一つ一つ状態をチェックしながら手摘みされた葡萄を、そのままの状態で一度タンクに入れます。うちのワイナリーでは、「マセラシオンカルボニック」と言う、葡萄を破砕せずに房ごとタンクに入れ、二酸化炭素を充満させて発酵させる醸造法を採用しています。また、葡萄の実がついている細い枝のような部分を取り除く、除梗をしないで房ごと漬け込むことによって、味に渋みをプラスすることも狙っています。同じ葡萄を使っても、その作り手のやり方次第で味がいくらでも変化するワイン。原材料=葡萄だけというとてもシンプルなものなのに、その分繊細で複雑なんだなぁ、と改めて感じます。

丁寧に収穫した葡萄をそのままタンクへ。しばらくするとタンクの中で葡萄が自重で潰れていき、どんどん果汁が溜まっていきます。

収穫の後は、秋の味覚満載のBBQを。とにかく秋刀魚が美味しかったなー! 自分で育てたバターナッツも初めて焼いて食べてみたけれど、甘くてとっても美味しい。来年も育てること決定(笑)。茄子も炭で焼くだけで、とろける栗みたいに。夜は焚き火を囲んで、お酒も弾んで楽しい団欒の時間になりました。

収穫の後の楽しみ、BBQ。気心の知れた友人たちとの癒やしの時間です。秋はとくに食材が美味しい♡

収穫の最終日は、主人の知り合いのピザ屋さんが釜を持参して下さり、昼から焼きたてピザの賄いも。ちょうどうちで採れたミニトマトをその場で使って、なんとも贅沢な賄いに。こじんまりだけど、自分たちらしい収穫祭を満喫できて、大満足。

窯で焼いたアツアツのピザ! 贅沢すぎる賄い。

そんなこんなで、賑やかな収穫weekが終了。後は、雪が降る前に剪定をして、今年の葡萄畑作業は終了です。 そして雪が降る前に……何とか完成できるよう、今新しい家を建てています。6月末に着工、いよいよ形になってきました。来月中には外壁も付いて完成形に近づいているはず!? 今からとっても楽しみです。

たがみ ようこ/PR会社でオーガニックコスメなどを中心としたPRを経験後、スキンケアブランド「F organics(エッフェ オーガニック)」、人気コスメブランド「Celvoke(セルヴォーク)」を立ち上げ、ディレクターに。現在はフリーランスディレクターとして、ジュエリーブランド「ENEY(エネイ)」などを手掛けると共に、パートナーの営むワイナリーでワイン造りに奮闘中。

ENEY

text:YOKO TAGAMI

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